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ハッキリ・クッキリ系の分かりやすい高音質、ぷちハイグレード感が味わえる1万円台イヤホン「AZLA ORTA」

4/17(水) 11:00配信

アスキー

AZLAから登場した「ORTO」は、ドライバーの音をストレートに届けることがコンセプト。
 アユートは4月17日、韓国AZLAのエントリーイヤホン「ORTA」(オルタ)を国内向けに発表した。価格はオープンプライスで、販売開始は4月20日。“アキハバラ e市場”での直販価格は1万6980円。シャイニーシルバーとアビスブルーの2色が選べる。
 

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ストレートに届く、こだわった設計
 ORTAは「音波の直進性をキープすれば、反射の悪影響を抑制できる」という考え方で開発されている。このコンセプトを表現するのが“ALC(Active Loss Control)”テクノロジーだ。振動板で発生した音の情報(空気の振動)は、耳に届くまでの間に、様々な干渉を受けて失われていくが、この“情報のロス”を極限までなくす点や、徹底的な低ひずみ化に取り組んだそうだ。
 
 技術的なポイントとしては大きく3点ある。
 
 ひとつめが新開発のALCドライバーだ。従来機種の「HORIZON」では異素材を3層に重ねた振動板を使い、分割振動を抑制するアプローチを取っていた。一方、ORTAでは、振動板を直径8mmで40μmと非常に薄いアルミ製にしている。空気を行き来させる(ベントする)ためのポートも2つ備えている。分割振動の低減に加え、ストレートに振動を伝えられる構造にしたという。
 
 ふたつめがインナーハウジングの形状や構造の工夫だ。メーカーが用意した断面図をみると分かるが、ノズルなどの配置はドライバーに対して垂直にし、かつ直線的な形状になっている。こうした各種パーツの形状や取り付け角度だけでなく、アコースティックチェンバーの内容積、ノズルのサイズなども緻密な計算によって決めたという。
 
 最後が二重構造の筐体だ。これは振動の抑制が目的だ。加えて、ALCドライバーをインナーハウジング(内側の筐体)に固定する際、接着剤ではなく、UVコーティングを使っている。これらは外部の振動がドライバーに与える悪影響を排除する工夫だ。
 
耳にフィットしやすい素材に変更したSednaEarfit Light
 これ以外に、付属のイヤーピースやケーブルも刷新した。
 
 「SednaEarfit Light」は、耳穴に直接ふれる傘(かさ)部の柔軟性を高め、よりフィットしやすくした。6サイズあるため適切なサイズを選びやすい。ケーブルについては、一般的なOFC(無酸素銅)ケーブルと、銀コートしたOFCケーブルを組み合わせた4芯構造になっている。プラグは2.5mm4極が標準だが、一般的なミニジャック(3.5mm3極端子)に変換するショートケーブルも付属する。
 
 本体重量は約20g(ケーブル含む)で、8Hz~40kHzの再生に対応。インピーダンスは26Ω±10%、入力感度は105dB/mW。本体にはキャリングケースが付属する。
 
ビート感あふれる再現が、AZLAらしい
 発表に合わせて製品を少しだけ聞いてみた。Astell&Kern「SP1000M Gold」と組み合わせ、バランス駆動でSpotifyの楽曲をいくつか再生した。
 
 まず感じたのは、しっかりとした印象の音であるということ。低域にはパンチがあり、中音域も前へ前へとストレートに出てくる。また、エッジが利いていて、ハッキリとした輪郭感がある。ベースやドラムなどのビート感も正確。ハッキリ・クッキリ系の音が好みという人には、合うサウンドではないだろうか。
 
 実売価格としては1万円台中盤になる機種で、スマートフォンの標準イヤホンからのステップなどに適してる。
 
 MMCX端子によるリケーブルに対応するが、標準ケーブルを3.5mm端子ではなく、バランス駆動用の2.5㎜端子のみとしてしまった点も、とんがった方に割り切った印象だ。変換ケーブルを介すため、3.5mm端子に接続する場合の接点は増えてしまうが、利便性という意味ではリケーブルよりもラクだろう。なるべく、バランス駆動を中心に利用してくださいというメーカーからのメッセージにも思える。
 
 
文● ASCII

最終更新:4/17(水) 17:12
アスキー

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