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廃業の老舗銭湯、アトリエに再生 川崎・高津区、1年限定

4/17(水) 11:40配信

カナロコ by 神奈川新聞

 地域の人たちに半世紀近く愛され、2015年に惜しまれつつも廃業した銭湯「高津湯」(川崎市高津区溝口3丁目)がアトリエ・シェアオフィスに生まれ変わった。「おふろ荘」と命名され、20日から1年間の期間限定で営業を開始する。

【写真で見る】都市型スパの改装相次ぐ 「居心地の良さ」追求へ

 おふろ荘は、大山街道沿いに立地。女湯はシェアオフィスとアーティスト向けのアトリエとして貸し出し、男湯はイベントスペースとして運用する。

 リニューアルを手掛けたのは、地元の建設・不動産業「NENGO」。廃業後放置されていた元銭湯の有効活用を所有者から相談されたのがきっかけだった。必要以上に手は加えず、銭湯の趣を残した。

 高津は芸術家の故・岡本太郎や陶芸家の故・浜田庄司の生誕地で、棟方志功も創作で滞在したことがありアートの町として知られている。ただ、近年はマンションが立ち並び、かつての芸術のまちの復活を期して改装された。

 同社の中村実穂さんは「銭湯に行くような感覚でアートに触れられる場所になれば」と話している。

 来月19日には「物々交換マルシェ」と題し、不要になった美術書を市民から集めるイベントを開く予定。

 問い合わせは、同社電話044(829)3324。

神奈川新聞社

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