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全米が涙!人間不信だった老犬と郵便配達員の心温まる交流

4/17(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【もぎたて海外仰天ニュース】

 米テキサス州で、1匹の老犬が亡くなった。老犬と飼い主、それに郵便配達員を巡る心暖まるストーリーに、共感の輪が広がっている。

 米動物関連ニュースサイト「The Dodo」(4月5日付)などによると、テキサス州に住むチミノさん一家は2013年、動物保護センターからメスのジャーマンシェパートを引き取り、「グレッチェン」と名付けて飼い始めた。

 飼い主のクリス・チミノさんによると、グレッチェンは最初、なかなか馴れなかったという。

「あの子は人間に不信感を持っているようでした。生い立ちはよく分からないのですが、最初の反応から判断して、あまり良い経験はしていなかったようです」

 グレッチェンはチミノ家の人々には馴れていったが、知らない人間には警戒感をあらわにした。

 しかし、郵便配達員のフェルナンド・バルボーザさんには、少しずつ心を開いていき、すっかり懐いてしまった。

 フェルナンドさんは5年前に、配達員の仕事を始めた。犬が大好きで、配達ルートの家で飼われている犬の名前をすべて覚え、いつもドッグフードを配達車に常備し、配達先の犬に与えていた。

 グレッチェンも、いつも優しく話しかけ、“お土産”をくれるフェルナンドさんが大好きになり、毎日、郵便配達車の音が聞こえると外に飛び出していくように。

 4月2日、いつものようにフェルナンドさんが配達をしていると、チミノ家の郵便箱に旗が立っていることに気が付いた。投函する郵便物がある印だ。郵便箱の中にはドッグフードの袋が入っていて、次のようなメッセージが添えられていた。

「グレッチェンが昨日亡くなりました。あの子が食べ切れなかったドッグフードを、あなたの配達ルートにいる他の犬たちに分け与えてほしいと頼まれました。グレッチェンは、ドア先であなたに会うのをいつも楽しみにしていました。ドッグフードをもらって、いつも幸せでした。ありがとうございます。チミノ家より」

 これを見て胸が痛くなったフェルナンドさんは、ドッグフードとメッセージの写真を撮り、娘のアイリーンさん(22)に写真とメッセージを送った。

「ううう、私の友達が昨日亡くなったことを今知ったよ……グレッチェンは大きなジャーマンシェパードだったが、熊の縫いぐるみみたいだったんだ」

 アイリーンさんはすぐにこのメッセージのスクリーンショットをツイッターに投稿。こうツイートした。

「父は郵便配達員で、配達ルートの飼い犬にドッグフードをあげるのが大好きです。配達ルートの犬が亡くなったと今日、父から聞きました。飼い主の方がこんなメッセージを添えてドッグフードをくれたそうです」

 このツイートは、人々の心の琴線に触れ、急拡散。4月16日現在、18万人以上がリツイートし、5000人以上がメッセージを寄せている。

 クリスさんのツイッターにも、多くのお悔やみと励ましのメッセージが寄せられた。愛犬を失った喪失感がいくらかでも和らいだようで、グレッチェンが尻尾を振りながらフェルナンドさんを待つ短い動画と共に、アイリーンさんにこう返信した。

「フェルナンドさんに渡したグレッチェンの手紙がツイッターに投稿されたと聞きました。あの子に皆さんが示してくださった愛情と支援が、わたしたちにどれほどの意味を持っているか。何と言っていいか分かりません。あの子は本当に最高でした。この短い動画は、あの子がフェルナンドさんを迎えるところです」

 このエピソードは、米ピープル誌、ニューヨークポスト紙など大手メディアも報じ、全米に共感の輪が広がっている。

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