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<平成から令和へ>なぜ消えた? バブルの"象徴" テーマパークの今 北海道

4/17(水) 21:00配信

北海道ニュースUHB

UHB 北海道文化放送

 平成も残すところあと13日です。「みんテレ」でお伝えしている「平成から令和へ~北海道の軌跡」。今回はこちら。

 昭和から平成の幕開けはバブル景気に沸いた時代でした。道内各地では、巨額の予算が投じられて、テーマパークが続々と誕生し、その後消えていきました。バブルの象徴はいま…。

 平成元年の1989年、帯広市に中世ドイツの街並みを再現したテーマパーク「グリュック王国」が誕生しました。そのテーマパークはいま…。

 紺野由之カメラマン:「現在は"立ち入り禁止"の看板が掲げられています」

 オープンから13年で休園しその後も再開できず、いまは当時の建物だけがひっそりと残っています。

 一方、1988年には現在の函館市恵山町にお釈迦様の生涯を再現したテーマパーク恵山モンテローザも開園していましたが…。

 水上孝一郎記者:「現在は賑わいはなく、朽ち果てた姿のまま残されています」

 拓銀破綻と同じ年の1998年に閉鎖。当時の観音像が放置されたまま寂しげに残っています。

 バブルに沸いた平成初期には道内に次々とテーマパークが乱立し、消えていきました。

 わずか10年前後でなぜ泡のようにテーマパークも消えていったのでしょうか。

 北海道大学 観光学高等研究センター 木村宏特任教授:「資金ありきで開発が進んでしまった。それに対して中長期の見通しが立っていなかった。同じようなリゾートが各地に出来上がってしまったこと。これが長続きしなかった要因に挙げられるんじゃないかと思うんです」

 しかし、実はバブルの遺産を活用した場所があると聞き、取材班は札幌・南区へ向かいました。

 安野陽介ディレクター:「巨大なお釈迦様が横たわっています。金ピカに輝いています」

 札幌市南区石山東の佛願寺。ここに安置されているのは全長45メートルに及ぶ巨大な涅槃(ねはん)像。

 これはまさしく、以前恵山モンテローザにあった涅槃像。なぜ、旧恵山町のものが札幌市にあるのでしょうか。

 山崎法隆副住職:「せっかく北海道で生まれた仏様ですから、北海道民の皆さんのよりどころになってほしい(という住職の願いで)、ここの佛願寺にお迎えさせていただいたということです」

 佛願寺では、2003年に旧恵山町から涅槃像を買い取り解体して移設。2008年に安置したところ、最近は、仏教の国・タイをはじめ、多くの観光客が訪れるパワースポットとなったのです。

 山崎法隆副住職:「お寺にキチンとおまつりするのが、本来の姿だと思うんです」

 我々は令和に向け、何を教訓とすべきなのでしょうか。

 北海道大学 観光学高等研究センター 木村宏特任教授「身の丈にあった開発・投資というものが地方において、有りうるのかどうか、それから顧客目線は大事にしなくてはいけない」

UHB 北海道文化放送

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