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大規模噴火の兆候なし 阿蘇中岳、気象台が現地調査

4/17(水) 21:36配信

熊本日日新聞

 熊本県の阿蘇中岳第1火口で16日にごく小規模な噴火が発生したことを受け、福岡管区気象台は17日、現地調査を実施し、「ただちに大規模な噴火につながる兆候は見られない」との結果を明らかにした。

 同気象台によると、17日に観測した火山ガス(二酸化硫黄)放出量は1日当たり2300トンと多く、火山性微動の振幅は変動を繰り返す不安定な状態。ただ、地殻変動はなく、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)は維持する。小規模な噴火が発生する可能性はあり、阿蘇市などでつくる阿蘇火山防災協議会は火口から1キロ以内の立ち入り規制を続ける。

 京都大火山研究センターの大倉敬宏教授は「火山ガスが抜ける通り道が削られ広がり、同時に削られた固形物がガスに混じり噴き上がったと考えられる。噴火警戒レベル2の状態では想定内の活動」と話した。

 火口から1キロ以上離れた山上広場や草千里広場の店舗は17日、通常通り営業。旅行で訪れた埼玉県の道平智子さん(57)は「ニュースで噴火を知って驚いたが、落ち着いていて安心した」と話した。(中尾有希)

最終更新:4/18(木) 8:11
熊本日日新聞

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