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<平成事件回顧・東北>(8完)秋田児童連続殺人(18年)二つの死、異様な展開

4/17(水) 17:30配信

河北新報

 2006(平成18)年、秋田県藤里町で小学生が相次いで殺害され、静かな山里が揺れた。

 同町の無職畠山鈴香受刑者(46)=殺人罪などで無期懲役確定=は4月9日、長女彩香さん=当時(9)=を同町と能代市を流れる藤琴川に落とし水死させた。5月17日には近所の米山豪憲君=同(7)=を自宅玄関で腰ひもで絞殺、遺体を市内に捨てた。

 秋田県警は6月、豪憲君の死体遺棄容疑で受刑者を逮捕し、殺人容疑で再逮捕。7月に彩香さんの殺人容疑で再逮捕した。

 「事故の可能性が高い」とされた彩香さんの死を事件として早期に捜査すれば豪憲君の事件を防げた可能性があるとして、県警の初動捜査に批判が集まった。現場周辺に押し寄せた報道関係者による集団的過熱取材(メディアスクラム)も問題になった。

 秋田地裁は08年3月、彩香さんへの殺意や豪憲君殺害時の責任能力を認めながらも計画性を否定。無期懲役(求刑死刑)の判決を言い渡した。受刑者は傍聴席の豪憲君の遺族に向け土下座し、涙を流した。

 仙台高裁秋田支部は09年3月、検察と弁護側双方の控訴を棄却。受刑者が同5月、上告を取り下げた。

最終更新:4/17(水) 20:22
河北新報

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