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暗闇の道端で動けない高齢女性を自宅まで 住所検索で付き添い 高校生が救助

4/17(水) 18:50配信

神戸新聞NEXT

 道端で動けなくなっていた女性(86)を助け、自宅まで送り届けたとして兵庫県警垂水署はこのほど、神戸市垂水区に住む少年3人に同県の善行賞「のじぎく賞」を贈った。3人は小学校から一緒にサッカーをする大の仲良しで、連携した好プレーが人命救助につながった。

 高校1年生の大村流輝さん(15)、林将太●さん(16)、桜川優晶さん(15)。3人は4月1日午後8時半、一緒に夕飯を食べ、住宅街を歩いて帰宅している途中に、消え入りそうな人の声を聞いた。

 「ちょっとちょっと」。暗闇で目を凝らすと、道端に横たわる高齢女性の姿が見えたという。「大丈夫ですか」と近寄り、桜川さんが110番。自力で立ち上がった女性が住所を告げたため、すぐに大村さんがスマホの地図機能で検索。「そんなに遠くない」「送っていきます」と声を掛け、3人で体を支えながら自宅に送り届けた。

 その夜の神戸市の気温は6度。冷たい北風も吹いており、3人は気が気でなかったが、女性は玄関先で「ごめんね、ありがとう」とはっきりとした口調でお礼を言ったという。

 表彰式には大村さんと林さんが出席。小学生の時にサッカークラブで出会い、中学ではサッカー部でともに汗を流した3人。大村さんは「普段から仲がいいので素早く動けた。地域のために役に立ててよかった」と笑顔で話した。(津田和納)

※「●」は「郎」の異体字

最終更新:4/17(水) 18:53
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