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サクラエビ、漁獲少なく競り中止 4月20日まで休漁決定

4/17(水) 17:12配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 17日早朝に予定されていたサクラエビ春漁の競りが急きょ中止となった。春漁解禁から3回目となった16日の出漁で、由比漁港(静岡市清水区)と大井川港(焼津市)に水揚げされたのは約17ケース(1ケース15キロ)・約250キロと少量だったため、値を付けるのが困難と仲買人側が判断した。県桜えび漁業組合は海水温が低く群れの形成が進んでいないとして、20日まで休漁することを決定した。

 17日午前5時半ごろ、60人ほどの仲買人が競りに臨もうと由比漁港に集まった。しかし、仲買人で構成する県桜海老加工組合連合会の池田照夫会長が「由比地区と蒲原地区の加工組合で漁獲したサクラエビを半分ずつ分けることにしたい」と説明。競りを中止する考えを示し、了承された。

 同漁港に水揚げされた約12ケースを両地区で折半し、両地区の仲買人のうち由比地区は約20人、蒲原地区は6人の購入希望者が3月下旬の2回目の競りで付けた1ケース当たりの平均価格8万9千円前後で買い取った。これまで2回競りが行われ、前日に水揚げされた各4トン前後が上場し、平均価格はいずれも10万円前後だった。

 池田会長は「前回の競りから日数がたち、さらに高値が予想された。混乱を避けるため、自身の判断で中止した」と語った。

 春漁を三たび休漁することを決めた県桜えび漁業組合の実石正則組合長は16日の漁について、「表層の海水温が約16度と、昨年の同時期と比べ1度低く、サクラエビが海底にとどまったままだったのでは」と話した。16日は大井川沖や焼津沖を中心に操業を行ったが、ハダカイワシなどの魚群が濃く、サクラエビの反応が見られなかった。

 組合関係者によると、サクラエビが漁獲されるのに適した海水温は17~20度ほどという。

 休漁明けの21日の操業も未定。海況や気象の様子を見て判断する。

静岡新聞社

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