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ラグビーの静岡県高校選抜 元陸上選手の新HC、里氏が意識改革

4/17(水) 17:18配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 2007年以来の国体出場を目指すラグビーの静岡県高校選抜(少年男子)のヘッドコーチ(HC)に、元陸上短距離選手の里大輔氏(33)=浜松市中区=が就いた。走り方のアドバイスだけでなく、東海ブロック大会を勝ち抜くための意識改革に着手。走力を向上させる「スピードコーチ」として過去に自身が指導したトップ選手を講師に招くなど、ラグビー未経験ながら独自色を発揮している。

 「『愛知に勝とう』ではない。『静岡には勝てない』と思われるようになるんだ」。3月下旬に静岡市内で行われた合宿の初日、里氏は選手約40人に大胆なメッセージを投げ掛けた。本県は近年、東海大会で強豪の愛知などに敗れて本大会出場を阻まれ続けている。だが、里氏は自身が指導に関わった高校日本代表やU―20(20歳以下)日本代表が、欧州の強豪ウェールズと善戦を繰り広げていることを説明。「かつてウェールズを倒すと目標を掲げた時はばかにされた。静岡が愛知に勝つなど誰も信じていないかもしれないが、ここにいる全員が信じられるか」と諭すと、選手たちの表情が引き締まった。

 HC就任は県協会の星野明宏強化本部長(聖光中・高校長)から「新しい刺激を入れてほしい」と打診された。星野氏は聖光高ラグビー部の監督時代、静岡大院で運動学を研究していた23歳の里氏をコーチに招いた。里氏は聖光高での指導を皮切りに、世代別代表のコーチを歴任。18年からトップリーグ・トヨタ自動車のスピードコーチも務めている。

 合宿初日は日本代表43キャップの北川俊澄氏(元トヨタ自)を招き、タックル後のボール争奪戦やラインアウトの助言を仰いだ。今後もラグビーに限らず、他競技の一流選手を練習に呼ぶつもりだ。「静岡県全体を強くするのがゴール」。新HCの鼻息は荒い。

静岡新聞社

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