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トランプ氏、「サウジ支援」中止に拒否権行使へ 「国境の壁」に続き2回目

4/17(水) 17:16配信

毎日新聞

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は16日、イエメン内戦に介入するサウジアラビア主導の連合軍への支援を断つ米議会の決議に対し、拒否権を行使すると表明した。トランプ氏の大統領就任後、拒否権行使は2回目。前回はメキシコ国境の壁建設を可能にする自らの国家非常事態宣言を無効とする議会決議に対し、3月に行使している。

 米国は、2015年から続くイエメン内戦で、サウジ主導の連合軍に軍事情報や輸送の提供などの軍事支援を続けてきた。しかし、内戦は死者1万人以上、約1000万人が飢餓の危機に直面する「最悪の人道危機」と呼ばれるまで泥沼化。さらに、サウジのムハンマド皇太子が関与したとされるジャマル・カショギ記者殺害事件を受け、米議会では対サウジ関係見直しを求める声が高まった。上下院は今月4日までに軍事支援の停止を要求する決議を賛成多数で可決していた。

 トランプ氏は16日、議会に宛てた通知書で「議会決議は大統領権限を毀損(きそん)する不要で危険なもので、米国民や軍関係者を危険にさらす」と批判。軍事支援の縮小が「共にテロと戦う2国間関係を傷つけ悪影響を与える」と述べ、サウジへの配慮も見せた。

最終更新:4/17(水) 17:36
毎日新聞

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