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鴻海会長、台湾総統選出馬を表明 「台湾のトランプ」目指す?

4/17(水) 18:25配信

毎日新聞

 【台北・福岡静哉】台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(かくたいめい)会長(68)は17日、来年1月の総統選に出馬するため、親中路線を取る最大野党・国民党の予備選に出馬すると表明した。郭氏はトランプ米大統領と親交があるほか、中国政府とも良好な関係を築いている。知名度抜群の郭氏は、混沌(こんとん)とする総統選の中で「台風の目」となりそうだ。

 郭氏は17日、国民党の幹部会合に出席し「若者がもっと希望を持てる環境をつくりたい。国民党の予備選に参加する」と述べた。

 郭氏は一代で鴻海を世界有数の企業に育て上げ、2016年にはシャープを傘下に収めた。ワンマン経営者で台湾有数の富豪。国民党員だが政治経験はない。米大統領になったトランプ氏と同様に経営者としての手腕をアピールし「台湾のトランプ」となることを目指す考えとみられる。

 鴻海の工場は中国に多く立地する。郭氏は中国政府とも良好な関係にあり「親中派」との印象が強い。中国との過度な接近を恐れる有権者が反発する可能性もある。

 国民党の予備選を巡っては、韓国瑜・高雄市長(61)への待望論が強い。韓氏は出馬表明はしていないが、台湾の民間調査会社が4月上旬に実施した世論調査では、韓氏の支持率が郭氏をわずかに上回った。朱立倫・元党主席(57)と王金平・前立法院長(78)も参加を表明している。

 与党・民進党の予備選には再選を目指す蔡英文総統(62)と前行政院長(首相)の頼清徳氏(59)が立候補している。

最終更新:4/17(水) 18:34
毎日新聞

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