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ハゼの知識に脱帽「またお迎えしたい」 三重・志摩マリンランド館長、陛下との思い出語る

4/17(水) 19:09配信

毎日新聞

 天皇、皇后両陛下は18日、三重県志摩市に宿泊される。宿にほど近い水族館「志摩マリンランド」は2001年11月、両陛下の訪問を受けた。当時、研究員として案内した館長の里中知之さん(52)は「ぜひ水族館の前で手を振ってお迎えしたい」と心待ちにしている。

 お二人が水族館を訪れたのは閉館後の午後8時だった。当時は特別展「ハゼの世界」展の開催期間中。天皇陛下はハゼの研究者として知られ、数々の論文も発表している。世界71種類のハゼが展示された水槽を興味深く見て回っていた陛下は、ある水槽の前で足を止めた。自ら名付けた「アケボノハゼ」だった。

 その場で陛下は里中さんらに「実は皇后が提案した『アケボノ』を採用したんですよ」とエピソードを明かした。里中さんが皇后さまの方を見ると、皇后さまは少しはにかんだ様子だったという。

 陛下はほかにも「このハゼとあのハゼは近しい関係にあるんですよ」などと話し、里中さんは「私がハゼについて説明するなんておこがましいという状態。陛下の知識の深さに驚きました」と振り返る。同館で飼育する魚には近くの海でとれた自然の餌を与えていることを伝えると、「自然の餌が一番良いんですよ」と答えたという。

 お二人は同館で人気のマンボウや海女の餌付けなども視察。予定時間を30分ほどオーバーし、1時間20分滞在した。出発前に皇后さまから「ハゼ展は良かったですよ」とねぎらいの言葉をかけられた里中さんは「これまでの苦労、努力が報われた」と今も感謝している。

 同館は改元を挟んで6月まで特別展「水族館で振り返る平成の時代~ハゼの世界と共に~」を開いており、アケボノハゼも展示している。里中さんは「水族館のマンボウのモニュメントの前で、また元気なお姿を見られたらうれしい」と話している。【林一茂、太田敦子】

最終更新:4/17(水) 19:35
毎日新聞

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