ここから本文です

白鵬、父の死から1年 「一代年寄」へ国籍手続き本格化

4/17(水) 20:20配信

毎日新聞

 歴代最多42回の幕内優勝を遂げている横綱・白鵬が、親方になるために必要な日本国籍の取得に向けて本格的に動き出した。

 関係者によると、白鵬は先週、モンゴル国籍からの離脱申請を行った。同国初の五輪メダリストで国民的英雄だった父ムンフバトさん(享年76)が昨年4月9日に死去してからちょうど1年。ムンフバトさんは生前、「我が道を行け」と白鵬の国籍変更の意向を受け入れていた。尊敬する父の死から1年の節目を迎え、手続きに踏み切ったとみられる。

 白鵬が切望しているとされるのが、顕著な功績のある横綱に与えられる「一代年寄」として親方になることだ。これまで幕内優勝32回の大鵬、同24回の北の湖、同22回の貴乃花が一代年寄になった。また、師匠の宮城野親方(元前頭・竹葉山)は2022年8月には65歳の定年を迎える。白鵬は横綱の特例で引退後5年間は親方として協会に残れるため、師匠の定年を受けて部屋を継承する道もある。

 外国出身で現在、部屋の師匠を務める親方は米ハワイ出身の武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)、モンゴル出身の友綱親方(元関脇・旭天鵬)、ブルガリア出身の鳴戸親方(元大関・琴欧洲)の3人。モンゴル出身横綱の朝青龍と日馬富士は、日本国籍は取得しないまま不祥事で角界を去った。

 日本国籍でなければ親方になれないという協会の規定については批判もある。一方で、白鵬自身も春場所の表彰式で行った「三本締め」で処分が検討されるなど、トラブルが多い。だが、歴代随一の実績を築きつつある横綱が指導者として協会に残るなら、角界に大いに資すると期待したい。【飯山太郎】

最終更新:4/17(水) 22:16
毎日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事