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東京都がLINEで自殺相談 異例のメッセージも

4/17(水) 21:21配信

毎日新聞

 新学期が始まり、ツイッター上には「学校に行きたくない」といった書き込みが目立ち始めた。若年層の自殺が多い東京。都は今月から、若者がLINEで気軽に悩みを相談できるよう「相談ほっとLINE@東京」を開設した。都教育委員会も学校でのいじめや自殺の増加を食い止めようと、子どもたちに向けて「一人で悩みを抱えないように」と呼びかける異例のメッセージを出した。

 「高校生になって1日目、既に学校行きたくない」「友達一人もできない」――。入学式や始業式を終えたころから、ネット上では児童や生徒のものとみられるツイッターの書き込みが目立つようになった。

 こうした状況を踏まえ、都教委は、都立高校の生徒たちに学校を通じて<自分たちでは解決できないと思った時には、まず保護者や先生など身近な大人に相談してみましょう>などとするメッセージを出した。さらに、都福祉保健局が開設している「相談ほっとLINE@東京」などの利用を促している。

 都によると、2017年の都内の自殺者のうち、30歳代以下が占める割合は31.2%。全国平均の25.9%と比べ高かった。

 都は昨年3月19~31日の午後5~10時、LINEを通じた自殺相談を実施。600件の相談に応じた。最も多かったのは「自殺を図った・自殺を望んでいる」と「抑うつ・焦燥感・イライラなど」で、各61件。家族に関することや、いじめ・不登校など学校生活に関する相談も多かった。

 この結果を受けて開設された「相談ほっとLINE」では、カウンセラーが1対1で相談に応じている。利用者は二次元コードから友だち登録をして(1)ネット・スマホで困ったら……(2)生きるのがつらいと感じたら……(3)中高生限定 教育相談――の中から選んで相談できる。

 都は「ひとりで悩まず、声をきかせてほしい」と呼びかけている。【市川明代】

 ◇いじめなどの相談窓口

・24時間子供SOSダイヤル=0120・0・78310(なやみ言おう)、年中無休、24時間

・児童相談所全国共通ダイヤル=189(いち早く)、年中無休、24時間

・子どもの人権110番=0120・007・110、平日午前8時半~午後5時15分

・チャイルドライン=0120・99・7777、毎日午後4~9時(18歳まで)

最終更新:4/17(水) 21:54
毎日新聞

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