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対米黒字6兆5260億円 2年ぶりに減少も圧力強まる恐れ 貿易統計

4/17(水) 21:35配信

毎日新聞

 財務省が17日発表した2018年度の貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆5854億円の赤字だった。赤字は3年ぶり。対米国の収支は6兆5260億円の黒字で、前年度比6.7%減と2年ぶりに減少した。だが依然として高水準で、米国からの圧力が強まる恐れがある。

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 輸出は中国向けの重油などが伸び、前年度比1.9%増、輸入は原油や天然ガスなどが増え7.1%増となった。米国向け輸出は航空機用エンジンや建設機械などが増え、2.9%増と2年連続で増加した。

 同時に発表された3月の貿易統計は4カ月連続で輸出が減少した。2月に増加した中国向けが、再び減少に転じた。輸出は前年同月比2.4%減の7兆2013億円、輸入は1.1%増の6兆6728億円で、貿易収支は5285億円と2カ月連続の黒字となった。

 中国向け輸出は液晶やその製造装置などの輸出が減り、9.4%減と2カ月ぶりに減少した。対中輸出は中国の春節(旧正月)の時期がずれた影響で1月は17.4%減、2月は5.6%増と増減を繰り返したが、3月も前年割れしたことで依然、低調なことが裏付けられた形となった。ただ、市場では「中国国内の指標には改善もみられ対中輸出の減少には歯止めがかかる可能性もある」(第一生命経済研究所の小池理人副主任エコノミスト)との見方も出ている。

 米国向け輸出は4.4%増と6カ月連続で増加。トランプ政権が問題視する自動車輸出は5.1%増だった。【井出晋平】

最終更新:4/18(木) 3:31
毎日新聞

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