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熱帯性のウニ、本州初記録 白浜で京大グループ発見

4/17(水) 17:00配信

紀伊民報

 京都大学瀬戸臨海実験所(和歌山県白浜町)と同大学総合博物館(京都市)による共同研究グループは、緑色のとげを持つ熱帯性のリュウキュウナガウニを白浜町の海岸で複数発見した。沖縄以南に分布する種類で本州では初記録。「越冬個体も含まれ、海中の温暖化が進んでいることを示唆している」と注目している。

 このウニは、同グループが2016年夏から17年夏にかけて、実習や生物調査などで見つけた。発見したのは5個体で、いずれも直径8~22ミリの小型だった。

 実験所が1963年から白浜町沖にある畠島で継続しているウニの個体数調査で、リュウキュウナガウニの報告はなく、今後のモニタリングが重要になってくると指摘している。

 実験所の中野智之助教(40)によると、16年と17年は黒潮が接岸し、海水温が過去12年間で最も高かったという。黒潮に乗って南方から運ばれてきた幼生が定着しやすい状況になり、冬季の海水温が高かったことが越冬できた要因と考えられるという。しかし、17年秋から18年冬にかけては黒潮離岸と低気温が重なったため、いまは死滅した可能性が高いとしている。

紀伊民報

最終更新:4/17(水) 17:35
紀伊民報

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