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両陛下、三重県ご訪問 伊勢神宮に譲位ご報告へ

4/17(水) 19:03配信

産経新聞

 天皇、皇后両陛下は17日、伊勢神宮に天皇陛下の譲位を報告するため、三重県伊勢市を訪問された。2泊3日の日程で、宮内庁によると、両陛下が地方に足を運ばれるのは、在位中最後の機会。立ち寄り先では多くの市民らが出迎え、感謝の言葉を口にした。

 東京駅では、国内の地方訪問では異例となる安倍晋三首相の見送りを受けた。両陛下は夕方に伊勢市に着き、宿泊先となる伊勢神宮内の行在所(あんざいしょ)に入られた。両陛下の長女で神宮祭主の黒田清子さんらとあいさつを交わされたという。

 陛下の神宮ご参拝は、皇太子時代を含め14回目。18日に衣食住の神とされる豊受大神(とようけのおおみかみ)を祭る「外宮(げくう)」を参拝し、昼食を挟んで皇祖神の天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る「内宮(ないくう)」でも拝礼される。

 両陛下が降り立たれた近鉄宇治山田駅前には、午前9時ごろには人だかりができた。両陛下を初めて見る伊勢市の大学4年、細江美月さん(22)は「みんなが両陛下を思う気持ちの表れ。私にとって元号が変わるのは初めてで、歴史的瞬間に立ち会った気がする」と感激していた。

 平成26年の式年遷宮後のご訪問時にも待ち受けた奈良県香芝(かしば)市の主婦、松下貴美子さん(75)は「これで最後かと思うと寂しい。これからは目にする機会も少なくなると思うが、ゆっくりしてください」と感謝の気持ちを込めた。

 冷たい雨の降る中、神宮までの約5キロの沿道にも、途切れることなく出迎えの人たちが並び、両陛下は車列の速度を落とし、手を振って応えられていた。

 皇位とともに受け継がれる「三種の神器」のうち、「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」(剣=けん)と「八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)」(璽=じ)を天皇が携行する「剣璽ご動座(どうざ)」も5年ぶりに実施され、黒いケースに入れられた剣璽を携えた侍従が随行した。残る「八咫鏡(やたのかがみ)」(鏡)は伊勢神宮にまつられている。

最終更新:4/17(水) 19:03
産経新聞

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