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麻の栽培に理解を 「伊勢麻」振興協会 大嘗祭に精麻の献上を申し出へ 三重

4/17(水) 11:00配信

伊勢新聞

 【伊勢】神事に使う大麻を栽培する「伊勢麻」振興協会は16日、三重県伊勢市岩渕一丁目の伊勢商工会議所で事業報告会を開催し、協会理事の皇學館大・新田均教授が、改元に伴う今秋の大嘗祭に献上する特産物の一つとして、伊勢麻を入れるよう県に働きかける考えを発表した。

 報告会は「日本の麻の危機的状況と『伊勢麻』の果たす役割」と題して開催。大麻栽培の紹介映像を流した後、担当者が昭和25年には全国に約2万5千人いた栽培者が、今では33人に激減したことを説明。その上で「適切に管理すれば薬物乱用につながらない」と述べ、約80人の聴衆に麻栽培への理解を求めた。

 協会は昨年4月、県から大麻栽培の免許を取得。同市内の畑で麻を栽培し、昨年は多度大社(桑名市)と椿大神社(鈴鹿市)に大麻を繊維にした「精麻」をそれぞれ5キロずつ奉納した。今年は約72キロの精麻の生産を目指している。また、協会は来年以降、南伊勢町にも畑を拡張できるよう県と交渉する方針。

 現在、協会が栽培した伊勢麻の供給先は県との取り決めで県内の神社に限定されている。協会は県外に販路を求めることで需要を拡大する方針を掲げており、大嘗祭の際に全国から献上する特産物の一つとして、伊勢麻を組み込むよう県に働きかけていく。

伊勢新聞

最終更新:4/17(水) 11:00
伊勢新聞

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