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米軍、強襲揚陸艦をF-35Bを搭載した「ライトニング空母」に転用、護衛艦「いずも」の先例か

4/17(水) 12:11配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

アメリカ海軍はワスプ級強襲揚陸艦USSワスプ(Wasp)を2019年4月はじめ、南シナ海に派遣。異例とも言える数の海兵隊のF-35Bを搭載していた。

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「今まさに実験が行われている」と元アメリカ海軍大尉で海事問題の専門家ジェリー・ヘンドリックス(Jerry Hendrix)氏はBusiness Insiderに語った。同氏によると、海軍と海兵隊は「ライトニング空母(Lightning Carrier)」の実験を行っている。

短距離離着陸が可能なF-35Bを搭載したライトニング空母は、理論的にローエンドな脅威に対応できる。それにより、「大型空母」をロシアや中国のようなハイエンドな脅威に注力させることが可能になる。つまり、アメリカ海軍の空母戦力を大きく向上させることができると同氏は語った。

強襲揚陸艦ワスプは少なくとも10機のF-35Bを搭載し、南シナ海で訓練を行った。

強襲揚陸艦ワスプ(Wasp)はフィリピンで行われたバリカタン(Balikatan)演習に参加した。ワスプは少なくとも10機以上のF-35Bを搭載、通常ワスプが搭載する機数よりも多い数だ。

「演習を行うごとに、我々は最新鋭機としてのF-35Bの能力、F-35Bの最大の活用方法、他のプラットフォームと統合する方法について、より多くのことを学んでいる」とアメリカ海兵隊の広報担当官はBusiness Insiderに語った。
ワスプは領有権が争われている南シナ海のスカボロー礁近くで訓練を実施した。

アメリカ海軍とアメリカ海兵隊は数年前から「ライトニング空母」の実験を進めている。

アメリカ海兵隊は2016年11月、「ライトニング空母」のコンセプトを実証するデモンストレーションを実施。最新鋭のアメリカ級強襲揚陸艦USSアメリカ(America)に12機のF-35Bを搭載した。

「実験はこれが現実の選択肢となることを示した」と海事問題の専門家で、アメリカ海軍作戦本部長の元特別補佐官を務めたブライアン・クラーク(Bryan Clark)氏はBusiness Insiderに語った。

「海兵隊はこれが大型強襲揚陸艦のベストな使い方と認識しつつあるだろう。こうした展開はますます多くなると思う」と同氏は付け加えた。

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最終更新:4/17(水) 13:46
BUSINESS INSIDER JAPAN

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