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トヨタRAV4が日本に復活。派手なデザインだが走りや機能の完成度は高い

4/17(水) 7:38配信

carview!

新開発の4WDも採用したハンドリングカー

もはやブームを通り越して人気カテゴリーとして定着したSUV。1994年に登場し、そのSUVブームを巻き起こした立役者の一台である「トヨタ RAV4」がフルモデルチェンジした。

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時代の空気を読み、乗用車用モノコックと簡素な4WDシステムを組み合わせてカジュアルな4WD車を仕立て、4WD=ヘビーデューティーといった固定観念を打破したのが初代だとすれば、5世代目となる新型は押し出しの強いデザインと新開発の4WDシステムが自慢。オン/オフを問わず、本来曲がりにくいはずの4WDをテクノロジーによって克服しており、気持ちよくコーナリングすることができるハンドリング4WDに仕上がっていた。

RAV4復活である。初代の車名は「Recreational Active Vehicle with 4 Wheel Drive」からきている。25年前、まだSUV(スポーツユーティリティビークル)という言葉はなく、セダン、ワゴン以外の4WD車は総じてRV(レクリエーショナルビークル)と分類された。乗用車ベースのモノコックボディを用いた4WD車という点において、RAV4はSUVの元祖のような存在であり、翌95年に登場し、同じようにヒットした「ホンダ CR-V」とともに、現代に続くチャラチャラした、もといカジュアルなSUVブームを巻き起こしたというわけだ。

日本向けのサイズで登場して日本でヒットした初代だが、海外でもヒットした。それもあって2代目、3代目とモデルチェンジの度にサイズを拡大した。「カローラ」「ランクル」とともに世界戦略車となった一方、人気に陰りが出てきた日本では、2013年登場の4代目は発売されない代わりに、同年メカニカルコンポーネンツを共用する「ハリアー」が発売された。

若者にアピールしたい外装、意外に実直な内装

新型はラギッド、すなわちいかついスタイリングをまとって登場した。張り出したフロントグリルに釣り上がったヘッドランプユニット、それに角張ったホイールアーチに目がいく。ふたつのオクタゴン(八角形)を90度ずらしてはめ合わせた“クロスオクタゴン”が造形のテーマだそうだ。全体的に多くの平面を継ぎ合わせたような面構成となっていて、きっと「美しい」ではなく「力強い」と言われたいのだろうな、できれば若者に振り向いてほしいのだろうなと想像できるスタイリングだ。

近頃のトヨタ車は初見で人々を驚かせるような主張強めのスタイリングを採用する傾向にあって、「C-HR」のようにうまくいく例もあれば、プリウスのようにうまくいかず早めの軌道修正を強いられる例もある。その丁半博打のような攻勢は、異なる車種に同じスタイルを重ねて採用する超保守的な近頃の欧州勢のやり方よりは見ていてずっと楽しいが、後年、今の時期のトヨタデザインがどう評価されるかはわからない。

RAV4には標準のスタイルに加え、より押し出し感の強い専用のフロントマスクや専用ボディカラーを採用したアドベンチャーという仕様も用意される。ふたつの顔をもつのは軽自動車やミニバンでおなじみのやり方だが、RAV4の場合、力強さを表現するのにギンギンギラギラのクロームパーツに頼っていないのは好ましい。

インテリアは、カップホルダーの形状など一部にオクタゴンモチーフが用いられたり、アドベンチャー仕様では一部にオレンジの加飾パネルをあしらったりしているものの、外観ほどには遊び心を感じず、地味。ただし視界や操作性が良好で使いやすく、空間効率が非常に高く車内が広々としているとわかってからは、地味なのは色づかいであって、使い勝手を重視した室内なんだなと、多少印象が好転した。

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最終更新:4/17(水) 7:38
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