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【ちば統一選】2町議選で無投票 なり手不足深刻 5町議選告示、78人出馬

4/17(水) 10:45配信

千葉日報オンライン

 千葉県内の統一地方選後半戦の5町議選は16日告示され、直前まで選挙戦が見込まれていた多古町(定数14)と鋸南町(同12)で一転、無投票当選が決まった。引退が相次いだ上、高齢の立候補予定者が、病気や家族の懸念を理由に急きょ出馬を取りやめた。統一選の町議選が二つ同時に無投票になるのは12年ぶり。今回の統一選は全国傾向として無投票当選が市長選で31・4%の高率に上るなど議会制民主主義の根幹を揺るがす問題となっており、県内も農村部を中心に議員のなり手不足が深刻化。定員割れ時代も遠くない情勢だ。

 鋸南町議選は、当初から定数を1人だけ上回る13人しか立候補予定者がいなかったが、このうち現職の男性(79)が体調不調を理由に、告示当日になって出馬を取りやめた。

 高齢による引退などで現職4人が出馬を見送っていた多古町議選でも、立候補を検討していた60代後半の新人が、家族の理解が得られないとして直前で出馬を断念した。

 統一選で行う県内町議選で2町が無投票になるのは2007年(多古町、長南町)以来の事態。前回15年と前々回11年は1町が無投票だった。

 議員の高齢化が進んで引退が相次ぐ一方、新たな名乗りは少ない。今回、選挙戦となった横芝光、長南、酒々井の3町議選も定数を1~4人上回っただけ。

 無投票2町を含む5町全体の総定数71(前回比1減)に対し、立候補者総数は78人で、競争率は1・10倍。前回(1・11倍)をさらに下回った。うち女性は13人(16・7%)。党派別では共産7人、公明3人、立民1人、無所属67人。

 立候補者の年齢層も20代がゼロで、30代は1人だけ。40代、50代も各10人(各12・8%)にとどまる。半面、60代が33人(42・3%)、70代が23人(29・5%)を占め、80代も1人。

 14日に告示された県内16市議選も、無投票こそなかったが、立候補総数と競争率は前回を下回っている。

 昨年10月の匝瑳市議選(定数18)では現職17人と元職1人しか立候補者がおらず、06年の合併で同市誕生後初の無投票になった。町議会だけでなく、郡部の市議会でも議員のなり手不足が深刻化している。

 選挙戦となった3町議選は16市議選、3市長選とともに21日に投開票される。

最終更新:4/17(水) 10:51
千葉日報オンライン

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