ここから本文です

ホラー映画のマスターピース『ハロウィン』(78)は、何が凄まじかったのか?

4/17(水) 9:53配信

CINEMORE

多くのフィルムメイカーの指標となった『ハロウィン』

 1978年に製作されたジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』は、ホラーファンには説明するまでもなく、問答無用の傑作。ようやく日本公開された久々の続編『ハロウィン』(18)を見ても、製作陣が同作に深い敬意を抱いているのは明らかだ。

 今やホラー界の最重要人物ともいえるブラムハウス・プロダクション総帥ジェイソン・ブラムは、『ボストン・ストロング ダメな僕だから英雄になれた』(17)の非ホラー系の監督デヴィッド・ゴードン・グリーンを招き、カーペンター版のスピリットを的確にとらえて、同作から40年後の物語を創造した。彼らはもちろん、多くのフィルムメイカーにとってカーペンターの『ハロウィン』は指標となった。そのスピリットとは、いったいどこにあるのか?

 まずは、『ハロウィン』シリーズについて、整理をしておこう。約32万ドルという低予算で製作された一作目は、全米で4,700万ドルの興収をあげる大ヒットを記録。これを受けてシリーズ化され、2002年の『ハロウィン・レザレクション』まで8本の続編が作られた。また、2007年には、やはりカーペンターを敬愛するロブ・ゾンビ監督の手により、リメイク版『ハロウィン』が製作され、こちらも好評を受けて続編が製作された。ちなみに2018年版『ハロウィン』で描かれる物語は、これらの続編やリメイクとは関連がなく、あくまで1作目の続編として形作られている。

 さて、そのカーペンター版『ハロウィン』の物語を簡単におさらい。舞台は米イリノイ州の町ハドンフィールド。ハロウィンの夜、6歳の少年マイケル・マイヤーズが実の姉を包丁で刺し殺すという衝撃の事件が起こる。15年後、精神病院に収監されていたマイケルは脱走し、ハロウィン用のマスクを着けてハドンフィールドに舞い戻ってきた。そしてハロウィンの夜、またも惨劇は起こる。ベビーシッターのバイトをしていた女子高校生ローリーは、執拗に襲いかかるこの殺人鬼に必死に抵抗し、なんとか魔の手を逃れたかに見えたが……。

1/2ページ

最終更新:4/17(水) 9:53
CINEMORE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事