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日本人は米国人より野菜を食べていない! 肉食化?白書から見える生活の変化と課題

4/17(水) 6:01配信

FNN.jpプライムオンライン

白書から見える日本人の生活の変化

“白書”というものをご存じだろうか?“白書”とは、政府の役所が編集した刊行物であり、政治や経済、社会の実態、政府が講じる施策などを国民に周知することが目的で作成されている。また、“白書”という名称自体は、イギリス政府の議会に対する報告書の表紙が白い紙だったことに由来している。

【画像】日本人はアメリカ人より肉食?データをグラフで見る

4月10日に行われた自民党の「農林・食糧戦略調査会」「食育調査会」「農林部会」の合同会議では、国民が健康な心身を培い豊かな人間性を育むための“食育”を推進する『食育白書』や食料・農業・農村に対する国民の理解と関心を高めるための『食料・農業・農村白書』などについて議論が行われた。そこで見えてきたものは、我々日本人の生活様式の変化だった。

朝食を食べない子どもが増加傾向に転じる

「食育白書」の中でまず目を引いたのは、朝食を食べない子どもの割合が近年増加傾向に転じていることだ。朝食を毎日食べることについて白書では、「基本的な生活習慣を身に着ける観点から非常に重要」と記載し、政府は2020年度までに朝食を食べない子どもの割合を0%にすることを目標としている。

しかし、実態は厳しいものがある。小学6年生を対象にした調査では、2007年度に朝食欠食率は8.3%だったが、徐々に減少に転じ2013年度には6.2%まで減少した。しかしそこから再び上昇傾向となり、2016年度6.6%、2017年度6.8%、そして2018年度には8.0%にまで上昇してしまっている。中学3年生を対象にした調査でも、2007年度の4.8%から2013年度に3.7%に減少したものの、2018年度には5.5%に増加してしまっている。

白書には、文科省による調査で、朝食を食べない事情としては「食べる時間がない」「食欲がない」といった理由が上位を占めていることや、毎日同じくらいの時間に「起きる」「寝る」をしていない子どもほど朝食欠食率が高い傾向があることも示されている。
子どもたちが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和のとれた食事、十分な睡眠が大切との観点から、2006年より「早寝早起き朝ごはん」国民運動が、文科省と民間の全国協議会の連携のもと推進されている。

2007年度からの朝食欠食率の減少傾向はこの運動のある程度の効果があったとみられる。しかしながら近年の再上昇傾向は、日本人のライフスタイル、家庭環境が大きく変化したことが要因だといえる。
女性活躍や女性の就業増加も影響がある一方、働き方改革や、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)という面も重視される現在において、子どもたちの問題は、大人一人一人の意識の問題でもある。個々の家庭から社会全体でも、こうした問題に取り組むために、意識の改善が必要な状況だと言える。

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