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若い人たちのために「世代につなぐ」青木功×佐藤信人<1>

4/17(水) 8:40配信

ゴルフネットワーク

 18日からの男子ツアー国内開幕戦東建ホームメイトカップを控え、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長にツアー9勝でJGTO理事の佐藤信人プロがインタビュー。今回は、初優勝者が多かった昨季を踏まえ、青木会長の初優勝からほぼ毎年のように勝ち続けたキャリアについて話を伺いました。

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プロ入り直後は「遊んでいた」目覚めたきっかけは先輩プロの言葉

佐藤 青木さんが会長になられて4年目ということで、JGTOのスローガンは16年が「人を育む」、17年が「共に歩む」、18年が「発展に努める」、そして今年は19年は─

青木 「世代へつなぐ」だね。いま、40代の人達が頑張っているけど、20代、30代、若い人たちのために40代の人達が引っ張り上げるか、あるいは20代、30代の人たちが押し上げるのかみたいな。

佐藤 ベテランと若手がうまく刺激し合いながら、若い人にいろんなものをつないでいこうよと。こういうフレーズは青木さんが考えるんですか?

青木 適当にね(笑)。その時代で若い人たちが出てくると、やっぱりその人達に頑張ってほしいという気持ちで「世代へつなげたらいいな、じゃあスローガンにしよう」と。ごく自然に出たものだよね。

佐藤 去年は若手からベテランまで、初優勝が多かったですよね。

青木 多かったよね。そういう意味では、その若い人たちを含めて、初優勝者というのは、良かった年を意識するとスイングをなんだかんだイタズラするじゃん。あれ、やってほしくないんだよね。なんでかというと、勝ったときのイメージを持っていたら、勝つことを覚えてるんだから、そのままいったらいいんだよな。

佐藤 私はこのインタビューにあたって、青木さんの現役時代を散々調べ上げたんですけど、凄いんですよね。青木さんがプロになったのは21歳とか22歳とかですよね。

青木 22の春だね。

佐藤 で、初優勝が29歳の関東プロ(ゴルフ選手権・71年)ですよね。割とそこまで期間があって、一度優勝しだしたら、ほぼ毎年勝ってるんですよね。

青木 それは、(プロになって)5年間か6年間か遊んでいたがために──

佐藤 遊んでたんですか!?

青木 遊んでたんだよ。だって、プロになった時点で(もともとの)1万5千円の給料に技能手当1万円が入って2万5千円。もらったことが無いお金をもらったら、使っちゃうじゃん。そしたら先輩に「おまえ、プロだろ?試合に出ないとプロじゃないよ」と言われたのが25、6歳のころ。それでトレーニングしなきゃっていうんで2年くらいやって、関東プロに勝ったんだよね。もっと早く言ってくれたら、もっと早く勝ってたんだけど、そういうわけにはいかないな。

佐藤 そうだったんですか。僕はプロ転向から優勝するまでの、強烈な葛藤とか、もうゴルフやめたほうがいいんんじゃないかとか、そういう悩みがあったんじゃないかと聞こうと思ってたんですけど、真実は遊んでたと。

青木 昔は関東プロと関西プロがあって。関東プロに予選落ちすると、関東オープンも日本プロ(ゴルフ選手権)も日本オープンも出られないんだよ。関東プロの予選を通れば、関東オープンに出れる。関東オープンの予選に通れば、日本プロに出れる。日本プロの予選に通れば、日本オープンに出れる。そういう時代、そういう仕組みだったんだよ。関東オープンの予選にポンと落ちちゃったら、もうあと何も無いでしょ。だから、プロになって1万円給料が増えたもんだから、なんか知らないけど遊んでて。それで先輩に「いい加減にしろ」って怒られてね。佐藤精一さん(ツアー11勝・2019年殿堂入り)とかね。そうやって言ってくれる人がいたから、助かったよね。

佐藤 先輩の存在が大きかったんですね。

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