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多くのアマ競技よりスポンサードを獲得するeスポーツ大会の価値とは。TOYOTAをはじめとした大手企業が協賛する理由。

4/17(水) 7:01配信

VICTORY

昨年よりeスポーツが注目を集め、賞金が発生する大会も増加している。2018年に入るまでは、その賞金のほとんどが大会で扱われるゲームタイトルのIPホルダーで、eスポーツイベントはある種ゲームのプロモーションとして扱われてきた。もしくは、ゲームに関する製品、ゲーミングPCやゲーミングマウス、ゲーミングチェアなど、プレイヤーの必需品なる親和性の高い商品がスポンサーとして協力をしていた。

しかし、eスポーツが流行語にもなった2018年に入ってからは、IPホルダー以外の企業がスポンサーになることも増え始め、ゲームのプロモーションから、純然たる広告効果が見込めるイベントとしての認識が高まってきた。その結果、非ゲーム系の企業からの協賛が増えてきているわけだ。そもそもリアルスポーツイベントやライブなどのスポンサーは、イベントとの親和性だけでなく、多くの人に伝える効果を見込んでいることも多く、まったく関係性のない企業による協賛がしばしば見られる。

昨年1月に開催された対戦格闘ゲームのeスポーツイベント「EVO Japan」では、日清食品のカップヌードル、エナジードリンクのRed bullが協賛。10月から12月にかけて行われた『モンスターストライク』のプロツアーである「モンスターストライクプロフェッショナルズ 2018」では、大正製薬のリポビタンD、カルビーのじゃがりこ、日本マクドナルドが協賛し、年末に行われた優勝賞金1億円で話題を集めた「Shadowverse World Grand Prix 2018」では、大塚製薬のポカリスエット、シャープのAQUOS ZEROなども協賛した。

さらに驚いたのが、今年1月に開催された「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018-2019」の決勝戦であるe日本シリーズに、実際にプロ野球にスポンサードしているSMBC(三井住友銀行)が協賛したことだ。
カップヌードルやエナジードリンク系は、ゲームプレイヤーと親和性がないわけでもないが、さすがに銀行とeスポーツを直接結びつけるのは難しく、eスポーツが単純に多くの人に注目され、そこで社名を出すことによりブランド力の向上効果があると言う考えがあったと推測できる。

さらに2回目の開催となった「EVO Japan」はNTTドコモや日産自動車、久光製薬、ベスト電器など、非ゲーム系の企業が激増。高校生が活躍するeスポーツイベント、全国高校生eスポーツ選手権やSTAGE:0でも、非ゲーム系の企業が多く参加しており、もはやeスポーツイベントはゲームのプロモーションの場であるとは言い難い状況にある。

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最終更新:4/17(水) 7:01
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