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火災に遭ったノートルダム大聖堂 そもそも再建までにはどれくらいかかる?完全修復は可能?

4/17(水) 19:33配信

ABCテレビ

 みなさん、そろそろ慣れていただけましたでしょうか?ABCテレビアナウンサーの澤田有也佳が、気になったニュースをイラストを交えてお伝えするコーナー「お絵描きニュースそもそものトコロ」。今回は、焼けてしまったノートルダム大聖堂の修復作業は、どのくらいの期間がかかるのか。どういうプロセスで、元のかたちに戻るのか調べてみました。

「修復」するにもいろいろムズカシイことがありまして…

 まず「修復」をめぐっては、2012年、スペイン北東部の町で、教会にあったキリストの壁画を、信者のおばあさんが善意で修復したところ、まるで別人になったニュースが思い出されます。ただ、のちにこの教会に観光客が殺到し、結果的にはよろこばれたという皮肉な結果に。また、世界遺産「万里の長城」を、中国の遼寧省が2014年に修復する際に、コンクリートで真っ平らに塗ってしまったという例もあります。これに世界中から批判が殺到し、中国政府は、こうした修復を禁止する保護計画を発表しました。

「完全に再現」か「早さを優先」か

 このように一つ間違えば、とんでもない結果になってしまう修復。今回のノートルダム大聖堂の修復には、どのくらい時間がかかると考えられるのか。東京文化財研究所 文化遺産国際協力センターの金井 健・保存計画研究室長に伺うと、「どう修復したいかで全く異なる」とのこと。
「完全オリジナルに近づける」修復の場合、焼け落ちた木材を分類し、木の種類や樹齢を分析、似たような木を探した上で、焼け残って再利用できるものを残しながら、木を削り、組み込んでいくという手順ぼ踏むため、数十年という時間がかかると考えられます。
一方、木の種類などにはあまりこだわらず、木の組み方など工法のみを当時の形式で復元する「早さを優先したやり方」もあるとのこと。修復する場所が日常的に使われている場合はこちらを選択することもあるんですが、やはり「文化的価値」は全く変わってくるとおっしゃいます。当然、完全オリジナルに近づける方が文化的な価値は高いと思われますが、今回マクロン大統領は「5年以内に修復する。さらに美しく再現する」と表明しました。「美しく」が何を意味するのかわかりませんが、どんな修復になるのでしょうか。

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最終更新:4/17(水) 19:33
ABCテレビ

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