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私立・国立小学校の試験とは?どんな準備が必要?【小学校受験】

4/17(水) 11:22配信

ベネッセ 教育情報サイト

近年、増加傾向にある小学校受験。
小学校受験の問題や面接とは、そもそもどんなもので、どんな準備が必要なのでしょうか?
近年の小学校受験事情に詳しい、1979年発足の幼児教室「富士チャイルドアカデミー」校長の前宏美氏に伺いました。

試験では「文字や数字を書かせない」のが原則

小学校受験では、ペーパーテスト、制作課題、運動、行動観察、面接などが行われます。
ペーパーテストでは、言葉に関するものや身の回りの知識を問うもの、数や図形に関するものなど、学校によってさまざまな問題が出題されますが、子どもたちに「文字や数字を書かせない」のが原則です。

お話を耳で聞いて、その内容に合っている絵を選んだり、まるを描いて数を答えたり。指示をしっかり理解したうえで、その答えを紙の上に鉛筆や色鉛筆で表現したり、口頭で答えたり……という形式が多いですね。

制作や運動でもまず「聞く」ことが大切

実は制作課題や運動も、まず課題について「耳で聞く」、そして「目で見る」ところから始まります。制作はお絵描きや工作などですが、先生の指示をちゃんと聞き取れているか、はさみなどの道具がきちんと使えるか、ていねいに作業しているか……といったことが評価されます。

運動は模倣体操やお手本を見て連続運動、そしてゲームなどですが、身体能力が優れているかどうかというより、指示が聞き取れているか、各種行事や宿泊行事を伴う小学校生活を円滑に過せるだけの体力が備わっているかを見られています。ふだんから体を使って遊んでいるか、健康的な生活を送っているかどうかといったことが大切です。

多くの学校が取り入れている「行動観察」とは?

ゲームや共同作業を通じて、個性や協調性を見る「行動観察」は、多くの学校で取り入れられています。
近年の傾向としては、チームワークやコミュニケーション力を問う課題が増えていると感じます。

たとえば2018年、首都圏のある小学校では、4人のチームでこんがらがったロープを制限時間内にほどくという課題が出されたのですが、どうすればうまくいくか、チーム内で相談する時間が設けられていたことが印象的でした。チーム内で意見を出し合い、決めたことをきちんと守れるかが問われているのです。

小学校に入ってから、お友達とうまくコミュニケーションが取れないと、揉め事になってしまいますね。「相談させる」課題がよく出されるということは、学校現場でそういった現実が増えているのかもしれないと感じます。
相手を思いやり、自分で考えながら行動できるか……。ご家庭での日常生活そのものが問われるのが「行動観察」です。行動観察を通じて、親子関係や家庭環境も見られているといえますね。

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