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なぜ残酷なシーンで明るい曲? miletが明かす、聴いて感動した映画音楽

4/17(水) 12:06配信

J-WAVE NEWS

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR'S ROOM」。毎週木曜日はmiletが登場。4月11日(木)のオンエアでは、miletが「ルーツミュージック」をテーマに、映画と音楽について語りました。

ワンオク・Toruがプロデュース! milet『inside you』は印象的になるようなアレンジで

映画監督キューブリックとの出会い

デビュー前までは、学生として映画を学んでいたmilet。映画を学ぶきっかけを与えてくれたのは、あの名作映画でした。

milet:授業では小津安二郎とか黒澤明とか、現代映画というかちょっと前の映画を観ながら、分析や理論を勉強していました。好きな監督はロベール・ブレッソンやマーティン・スコセッシ、スタンリー・キューブリックなどですね。

キューブリックとの出会いは、映画『2001年宇宙の旅』でした。

milet:この映画に出逢ったのは中学生くらいのときでした。そこまで映画が好きってわけではなくて、もともとクラシックが好きでした。『ツァラトゥストラはかく語りき』という交響曲が、私とキューブリックの『2001年宇宙の旅』をつなげてくれました。それで私は映画音楽に興味を持つようになり、さらに映画理論にのめり込むようになっていきました。

映画音楽への衝撃

miletが映画を勉強していく中で「この曲の使われ方がスゴい」と思った曲が、Paul McCartney & Wingsの『Band on the Run』です。

milet:この曲が使われた映画が、1984年のローランド・ジョフィ監督の『キリング・フィールド』という映画です。この映画は、カンボジア内戦をテーマにしています。最初の方でカンボジアの若い子が内戦に巻き込まれて殺されるシーンでこの曲が流れるんです。いわゆる映画の理論で言ったら「対位法」といわれる技法で、映像的にはすごく残酷だったりグロテスクなものを映しながら、曲は全然そんなことを感じさせない。ちょっと楽天的だったり、明るい音楽を、対照的な映像と合わせることで、その映像を引き立たせる効果があります。このシーンを観たときに、なんで残酷なシーンでこんな明るい曲を流すんだろうって思いました。そのときに、「映画の中で音楽ってこういう役割にもなったりするんだな」ということに感動して、そこから映画の音にのめり込んでいきました。

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最終更新:4/17(水) 12:06
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