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「MRJ」設計変更機が6月末に完成へ。来年納入は大丈夫か?

4/17(水) 9:51配信

ニュースイッチ

「今年は正念場」、TC飛行試験加速

  三菱航空機(愛知県豊山町)の水谷久和社長は、国産小型ジェット旅客機「MRJ」について、納入延期の原因となった設計変更を施した機体を6月末までに完成する方針を明らかにした。足元では4機体制で型式証明(TC)取得審査に当たるTC飛行試験を始めたが、設計変更後の機体を追加し試験ペースを上げる。水谷社長は「2020年半ばの初号機納入に向け今年は正念場。TC取得に全力で取り組む」と力を込めた。

 MRJのTC飛行試験は米国で3月3日に始まった。同試験には試験機4機のほか、納入延期の原因となった設計変更を反映した試験機2機を投入する計画。今回、このうち1機を6月末までに完成させる。現在、設計変更を10号機に組み込んでおり、試験飛行への導入に向けた「最終的なスケジュールは(今後)調整する」(水谷社長)とした。

 初号機納入が迫る中、今後の事業展開を見据えて営業やカスタマーサポート体制も強化する。4月に営業部内の販売機能とマーケティング機能を分割。各本部長には航空機ビジネスに精通した外国人を充て、グローバルな営業体制を盤石にする。

 6月に開かれるパリ国際航空ショーに関しては、設計中のMRJ70(座席数76席)のコンセプト披露などを含め「三菱重工業グループとしてどういう方向性を出すか、詰めの作業に入っている」(同)という。

最終更新:4/17(水) 9:51
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