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お年寄りを笑顔にする介護事業所って? 見分ける4つのポイント

4/17(水) 16:11配信

読売新聞(ヨミドクター)

ごぼう先生のイス健康体操2.0

 介護の「ご」、予防の「ぼう」で、ごぼう先生と申します。24歳からデイサービスでスタートしたイス体操は、今年で10年目を迎えます。今までで、200を超える介護事業所で健康体操をさせていただきました。

 介護事業所で体操を始める前に、参加される皆様の「笑顔がつくりやすい環境かどうか」は、パフォーマンスをする前に分かるようになりました。以下の四つのポイントは、新しくご利用を検討される新規の方や、ご家族の方も共通して意識されるところだと思います。

 地域や、要介護の認定率は関係ありません。今回の記事を読みながら、お客様目線の気持ちを思い出していただけますと幸いです。

1.挨拶

 ごぼう先生のイス体操で事業所に訪問するときは、対応してくださる担当者さんがいらっしゃいます。事前に電話やメールでやり取りをしているので、丁寧に対応してくださる方が多いです。ご利用者の方なら、生活相談員さんや、管理者さんが対応されることが多いのではないでしょうか。

 ポイントは、他のスタッフさんから挨拶(あいさつ)があるかどうかです。挨拶は、コミュニケーションの始まりです。ご利用者さんも、毎日の挨拶があるのかどうかで反応が変わります。挨拶の習慣は、表情を動かす上で、とても重要です。

2.スタッフの多様性

 若いスタッフから年齢の高いスタッフ、外国人スタッフなど、多様な世代のスタッフさんが働く職場には笑顔が多いと感じます。

 人材不足の中、このポイントを達成できることは難しいと思いますが、職場の居心地の良さを高めることは、サービスの持続に必須の課題だと言えます。

 また、介護が必要となる方々も、60代の方と90代の方では、人生の時代背景は大きく異なります。無理に仲良くする必要はないと思いますが、どの世代の方々でも居心地の良い環境であることは大切です。

3.説明の能力

 私が体操を行う前に、参加される皆様の心の準備を整える配慮ができている事業所は、笑顔がたくさん生まれます。心の準備とは、私の自己紹介や、今から何が起きるのか、事前に参加者の皆様に伝えているのかです。

 説明に大切なのは、事前の情報収集と計画性です。笑顔をつくるゴールの準備に、しっかりと状況を把握して、少しでも心の温度が上がるように配慮してくださる方が一人でもいらっしゃると本当に心強いです。

 不安な環境からは、素敵な表情をつくることは本当に難しいです。

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