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【ノートルダム寺院火災】パリ在住の八戸出身女性「パリのシンボルが…」

4/17(水) 11:21配信

デーリー東北新聞社

 黄色い煙に圧倒された―。世界的な観光スポットとしても名高い世界遺産のノートルダム寺院(大聖堂)で15日夜(日本時間16日午前)に発生した大火災。出火当時、現場近くで火が上がる様子を目の当たりにした八戸市出身の猿ケ澤かなえさん(39)=パリ在住=が16日、本紙の取材に応じ、「寺院はパリのシンボル。自分としても本当にショックでならない」と心境を語った。

 仏国立パリ第七大学に所属し、博士研究員として社会学の研究に当たっている猿ケ澤さん。火災発生当時は、寺院に面する公園のベンチで、同僚と会話を楽しんでいた。

 現地は夕方過ぎでも空が明るい季節。会話が弾んでいた中、周囲のざわめきに気づいて後ろを振り向くと、寺院の屋根からもくもくと煙が上がっていたという。

 ただ、現地の消防や警察は、なかなか到着しなかった。体感で20分以上。パリのような大都会でなぜ消防がすぐに来ないの―。怒りの感情も浮かぶ中「上がり始めた炎もどんどん大きくなり、信じられない光景が広がっていった」。

 建物の大規模な倒壊こそ免れたが、火災により尖塔(せんとう)が崩れ落ちる様子は衝撃的だった。

 一夜明けても、火災は鎮火していなかった。「老朽化も進み、修復中でもあった。消火の水圧で壊れる可能性があったから複雑な作業だったのか、重要な建物のため、消防だけでは行動できなかったのか…」と猿ケ澤さん。「ノートルダム地区に住む市民も皆、本当に悲しんでいる様子だ」と話した。

デーリー東北新聞社

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