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人間形成に重点=面倒見の良さが際立つ-金沢医科大学

4/17(水) 17:11配信

時事通信

 金沢医科大学は北陸地方の医師不足解消のため、日本海側唯一の私立医科大学として1972年に創設された。大学がある石川県内灘町は、金沢市のすぐ隣にあり、日本海に面する自然に恵まれた環境だ。「医師になる前に人格の陶冶(とうや)を目指す」という設立当初の理念を守り、職員が学生一人ひとりに寄り添い、人間性豊かな良医の育成に力を注ぐ。
 一期生である神田享勉学長は「医師としてベストを尽くしても、患者が必ず助かるとは限らず、さまざまな困難がある。どんな状況に直面しても、しなやかに乗り越えられるような医師になってほしい」と話す。

 ◇逆境をバネに

 東京医科大学の不正入試問題をきっかけに昨年、文部科学省が実施した医学部の入試に関する緊急調査の結果、全国で10校が不適切と指摘され、金沢医科大学もその中に含まれた。同窓生子女、北陸三県高校出身者などへの加点を行っていたためだ。

 「地元に残る学生を獲得しようとしたのですが、不公平と指摘され、9人の追加合格者を出しました。私学助成金も減額になり、つらい時期ですが、この波を乗り越えて成長するチャンスにしていきたい」と神田学長。

 地域医療に従事する学生を確保するために、多くの大学が「地域枠」を導入しているが、同じ県内にある金沢大学に県の助成金が交付されていることから、金沢医大は導入できない。このため、卒後5年間は地域に残ることを条件にしたAO入試と指定校推薦での学生確保を模索している。

 金沢医大の不正入試が明るみにでたのは、これが2度目。最初は神田学長が一期生として入学した直後のことだった。「せっかく入ったのに、大学がつぶれるんじゃないと危機感をもった時期もありました」

 当時も逆風にさらされたが、なんとか持ち直して、大学は存続した。こうした歴史をふまえて、「強風にあおられても倒れない強さとしなやかさを持った大学、レジリエンスで発展する大学を目指したい」と、神田学長は決意を新たにしている。

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最終更新:4/17(水) 17:24
時事通信

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