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災害時に注目 赤ちゃん用の「液体ミルク」 普及への課題とは

4/17(水) 11:38配信

中京テレビNEWS

 日々の暮らしが一変する災害時、水が絶たれることで起こる混乱。母乳が出ない母親にとって赤ちゃんの命を守るために必要なのは「液体ミルク」。被災地でのニーズは強いものの、普及への課題がありました。

 取材班が訪れたのは3年前に起きた熊本地震の被災地。

 当時、地震によって断水し、深刻な事態に直面したという母親(35)と長男(3)。

「(被災したのは)ちょうど1歳になる1か月前だったんですよね。ぎゃーって泣いて、結構ひどかったです、泣き方が」(母親)

 強い揺れが襲った熊本地震。この家族は、車中泊を余儀なくされ、普段の生活は一変しました。

 自宅の水道をひねると…。

「うちは2日で回復したんですけど、赤茶色の水が出る状態なので飲めない。子どもには到底飲ませられない」(母親)

 当時、長男は生後11か月。水が使えないことが小さな命に厳しい現実を突きつけていました。

「母乳は飲ませられない状態での地震。ミルクがなければ、この子は飲めない」(母親)

 長男に飲ませるミルクが十分に作れなくなっていたのです。生後2か月以降、母乳が出なくなったため、ずっと粉ミルクで育ててきたという母親は、当時、ミルクがあげられなくなるかもしれない不安を抱えていたといいます。備蓄していた水や、自宅近くにある市の給水施設に何度も通い、最低限の水は確保できたといいますが…

Q.もし、あの時ミルクがあげられなかったら?
「考えられないですけど、機嫌が悪かったでしょうし、機嫌が悪かろうが、おなかすこうが、我慢させるしかなかった」(母親)

 もしものとき、赤ちゃんの命を守るにはどんな備えが必要なのでしょうか。

赤ちゃん用の「液体ミルク」 災害時に注目

 熊本地震などの災害をきっかけに、“あるモノ”がママたちの注目を集めました。

 それは、赤ちゃん用の液体ミルク。

 液体ミルクはそのまま哺乳瓶に入れて赤ちゃんに飲ませることができ、粉ミルクのように量をはかりお湯に溶かして冷ます作業を短縮できます。

 海外では流通していて、ごく当たり前に利用されている商品。しかし国内では、2019年3月に販売されたばかり。3年前には、液体ミルクの規格基準がなく、販売されていませんでした。

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