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「スマホは農具」ってどういうこと? 売り上げ倍増“SNS農家”の戦略

4/17(水) 17:46配信

FNN.jpプライムオンライン

おいしい食卓、楽しい給食、うれしいおやつ。
そんな日本の食を支えている農業だが、農林水産省によると、農業就業人口は2008年の298.6万人から2018年には175.3万人となり、10年間で約4割減少している。

【画像】イマドキ農家はSNSをこう使う!

このように農家離れが進む中、救世主が現れた。それがSNSだ。

タマネギを使ったユニークなこの写真は、インスタグラムに投稿されると「おもしろい」「かわいい」と話題に。
これはタマネギ農家がPRのために開設したアカウントで、SNSで注目されると売り上げに変化があったという。

2525ファーム代表取締役・迫田瞬さん:
毎日投稿やり始めた4年前からは4倍の売上になっています。


徳島県の阿波ツクヨミファームでも約4倍、沖縄県のかんな農園では約2.4倍、沖縄県の熱帯果樹園小池さん家では約2倍へと、実はいまインスタやラインなどのSNSを活用して売り上げを伸ばす農家が数多く現れているのだ。

そこで、今回のココ調は、スマホを「農具」として儲けを倍増させる“SNS農家”を徹底調査した。

【事例1】インスタで売り上げ約3倍に!ブランドロゴも作成

最初にやってきたのは北海道石狩市。インスタグラムで売り上げを大幅アップさせた只野夢子さん(23)に話を伺った。

7月に出産予定だという只野さんは、2017年に両親の元で農業をスタート。
それと同時に親子3人でYUMEYASAIという自社ブランドを立ち上げ、ジャガイモやゴボウなどの根菜を中心に生産している。

藤井弘輝アナウンサー:
SNSで売り上げの変化は?

只野夢子さん:
約3倍上がりました。

なぜそんなにも売り上げが上がったのか?農作業の様子を見せてもらうと、お父さんとお母さんが作業する中、夢子さんはスマホを手にしゃがみ込んでいた。

藤井弘輝アナウンサー:
これ、遊んでいるワケではないですよね?

只野夢子さん:
そうです。インスタグラムにアップする用に撮っています。

これはPRのための重要なお仕事。
写真を撮影したら、その場で編集して投稿する。リアルタイムで新鮮な情報を投稿し、ファンを増やしているのだ。

さらに、ほかの農家と差別化を図るために、ブランドのかわいいロゴを作成。パッケージには、野菜の情報を伝えるLINEのQRコードも印刷している。
そして、販売する野菜を 直売所に納品するところに行くと、 野菜がたくさん並ぶ中でも ピンクのロゴは目立っていた。
直売所でもスマホで撮影する只野さんにその理由を聞くと、「ストーリーを使って、今日の情報を発信していました」という。

24時間で動画が自動消去されるインスタグラムのストーリーズ機能を活用していた。
1日限定のセールやイベント、すぐ売り切れそうな商品のPRは24時間で消えた方が都合がいいのだという。

SNSのメリットは、生産者側からの情報発信だけではなかった。お客さんの投稿から、売った後の感想まで知れるのが魅力なのだ。

只野夢子さん:
お客さんにこうやって食べたらおいしかったよと聞いたりだとか、むちゃくちゃ楽しいです 。

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