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天皇陛下ゆかりの「プリンスカレー」 思いがつまった特別な味とは…?  三重・津市

4/17(水) 16:50配信

三重テレビ放送

3・4日かけて作られる「プリンスカレー」は880円=マンドルーラ(三重テレビ放送)

 今日17日、天皇・皇后両陛下が三重県伊勢市を訪問されます。

 天皇・皇后両陛下が、かつて三重県を訪問された時に食べたといわれるゆかりの食べ物が、実は津市にあるんです。三重県議会議事堂の1階にある喫茶室・マンドルーラ。お昼時には、県庁を訪れた人たちでにぎわいます。

 マンドルーラの人気メニュー1つが「プリンスカレー」。

 昭和59年(1984)、全国豊かな海づくり大会に出席するため、三重県を訪問された皇太子時代の天皇陛下は、津市にある開館間もない県立美術館を視察されました。そこで昼食として召し上がったのがカレーだったのです。

 「民間の人にわずらわしさをかけたくない」という皇太子さま(当時)の思いに沿い、当時の田川亮三知事から「カレーを作って下さい」と任されたのが美術館のレストラン社長だった柳川昌彌さんでした。柳川さんに知事から依頼があったのは、皇太子さまが三重県入りする1年以上も前のことでした。

 柳川さんの娘さんは「ご指名・ご下命を賜り、すごいエネルギッシュで気迫がみなぎっていた。ほとんど自宅に戻ってくることはなく、より良いカレー作りのために動いていた」と話します。

 後に副知事を務める石垣英一さんは、その苦労を見ていた一人。「御前会談があった。知事、副知事、出納長らの試食会で毎回評価する。それが半年間続いた。長かった」

 三重県産の食材にこだわった本格的なカレー作り。県内のホテルの料理長などにもアドバイスをもらい、試行錯誤してできたのが「プリンスカレー」だったのです。

 「お見送りをした時に、美智子さまが料理長のところへ来て『大変おいしかったです。ごちそうさま』とわざわざ言いに来て下さった。感無量、涙しかなかったというくらい号泣した。みんなの思いがつまったカレー」

 当時のレシピはほぼ失われていたため、10年ほど前、柳川さんらは当時の味を思い出しながら「プリンスカレー」を復活させました。価格は、庶民的な880円です。

最終更新:4/18(木) 15:06
三重テレビ放送

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