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アシアナ航空売却へ  韓国の財閥グループ資金難で

4/17(水) 14:03配信

西日本新聞

 韓国の財閥、錦湖(クムホ)アシアナグループは傘下のアシアナ航空の売却を決めた。グループ全体で強引な企業の合併・買収(M&A)などにより借入金が膨らみ、資金難に陥っていた。同社は大韓航空に次ぐ韓国2位の航空会社。アシアナ航空株の約33%を保有する筆頭株主の錦湖産業が全株式を放出する。

 アシアナ航空は1988年に設立し、現在、日本など22カ国・地域に就航。九州では仁川-福岡、宮崎路線がある。また、格安航空会社(LCC)で福岡-釜山などを結ぶエアプサンや福岡、熊本に発着するエアソウルを傘下に置く。

 主力銀行で政府系の韓国産業銀行の李東傑(イドンゴル)会長は16日、「経営の相乗効果が期待できるので、可能な限り一括売却が望ましい」と述べ、LCCを含めて売却すべきだとする見解を示した。韓国メディアによると、売却先にSK、ハンファ、CJなど韓国の大手財閥の名前が挙がっている。

 錦湖アシアナグループは15日、アシアナ航空を売却する方針を発表。韓国メディアは「財閥は事実上、解体される」などと伝えている。16日にはアシアナ航空の株価が約16%上昇するなどグループの関連株が急騰した。

 アシアナ航空の2018年12月期の連結売上高は7兆1833億ウォン(約7084億円)で、最終損益は1958億ウォンの赤字になっていた。

 同社を巡っては、監査法人が今年3月、決算報告書に不備があるとして承認せず、株式市場で株式が売買停止となるなど混乱。同グループの創業家出身の朴三求(パクサムグ)会長(当時)が責任を取って退任した。

西日本新聞社

最終更新:4/17(水) 14:23
西日本新聞

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