ここから本文です

「つみたてNISA」ではなぜ投資信託しか買えないの?

4/17(水) 19:00配信

マネーの達人

株式投資はハイリスク・ハイリターン

では、その株式投資はどのようなリスクとリターンの特性を持っているのでしょうか。

株式は基本的にハイリスク・ハイリターンな特性を持っています。あくまでも一例ですが、金融危機時などには前年の半分くらいの価値に減ってしまうこともあります。

つまり、値動きがとても激しいということです。これをハイリスクと言います。

ただ、ハイリスクであると同時にハイリターンでもあります。

つまり、数十年間などの長期で見ると、お金が大きくなる可能性がある、ということです。これをハイリターンと言います。

株式投資はハイリスク・ハイリターン

長期分散投資だからこそ、ハイリスク・ハイリターンが重要?

一般的に人は損失を過度に嫌います。そのため、多くの人はハイリスク・ハイリターンな株式主体の投資信託は避ける傾向にあります。
そのため、預貯金や債券主体の投資信託を保有しがちです。

しかし、「つみたてNISA(ニーサ)」では、それらがバッサリと切り捨てられています。

なぜでしょうか?

それは、長期での資産運用では「リスクを背負ってでもお金を大きくすることが重要」だと考えられるからではないでしょうか。

ちょっとわかりにくいですね。例を挙げましょう。

例えば次のうち、人はどちらが良いのでしょうか。

1.20年間という長期間、比較的低いリスクを背負って、あまりお金が大きくならない
2.20年間という長期間、高いリスクを背負って、お金が大きくなる
いますぐにお金が必要なら、1が大切かもしれません。

しかし、長期であれば、2のように、その間はどれだけ価格が変動しても、結果的にお金が大きくなることが重要ではないでしょうか。

考え方にもよりますが、2の方が1よりも「効率が良い」、とも考えられるかもしれません。

人間はローリスクを自然に選ぶもの

私たち人は損失回避的な生き物です。そのため、選択肢にローリスクがあれば、それを自然と選択しがちです。

しかし、それだけでは個人の資産形成においては効率が悪いのかもしれません。

もしかすると、「つみたてNISA(ニーサ)」で株式ばかりしか買えないのには、私たちのそんなミステイクをはじめから削除する狙いがあるのかもしれません。(執筆者:佐々木 裕平 / 1級FP技能士)

2/2ページ

最終更新:4/17(水) 19:00
マネーの達人

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事