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熟年世代に増加中の「卒婚」 その理由とメリット・デメリットについて

4/17(水) 20:04配信

マネーの達人

最近よく聞く「卒婚」。

子どもが自立する50代や定年を迎える60代に卒婚を考える人が増えているようです。

しかし、卒婚を実行するにあたっては、経済面、生活面でクリアすべき問題がたくさんあります。

また、十分な準備なく卒婚して後悔する可能性も。

それを防ぐためにも卒婚について理解しておく必要があります。

そこで、今回は卒婚と離婚の違いや卒婚希望者が増えた背景、卒婚のメリット・デメリットについて解説。

また、卒婚に踏み切る前に熟慮すべきことについてもお伝えします。

「卒婚」とは?

卒婚とは、婚姻関係を継続したまま夫婦が生活を別にすることです。

夫婦関係を解消しない点が、離婚との大きな違いです。

卒婚を考える人は圧倒的に女性です。

一方、男性はあまり卒婚や熟年離婚を考えていないケースが多いようです。

多くの女性が離婚ではなく卒婚を選ぶ理由として特に大きいのが、経済的理由です。

離婚に伴う年金分割額の相場は、夫が会社員でも数万円。

自営業の夫でそれがゼロだと考えると、離婚に踏み切れず卒婚を選べば損が少ないと考えても不思議ではありません。

通常の卒婚は別居となりますが、諸事情から家庭内別居状態で卒婚する夫婦もいます。

特に、専業主婦の場合は家を借りられない場合も多いため、この形態をとることが多いです。

特徴的なのは、50代以上で長年連れ添ってきた夫婦に卒婚を検討する人が多い点でしょう。

・ 配偶者に嫌気がさして離婚も考えたが、諸事情から離婚には踏み切れない
・ 夫婦関係を見直すために一時的に配偶者と距離を置きたい
・ 親の介護の負担を配偶者には負わせたくない
以上のことから、卒婚を考える人が年々増えています。

卒婚を考える人が増えた背景

卒婚を考えている人が増えた理由のうち、特に大きいのは次の2つでしょう。

■1. 性的役割分担の弊害
私たち熟年世代が若かった頃は、性別役割分担が当たり前とされていた時代です。

夫は仕事で家庭を顧みる余裕もなく、仕事のストレスから妻に辛く当たる人が数多くいました。今でも妻への態度が横暴なままの夫も少なくありません。

一方妻は仕事を辞めて家庭に入り、「養ってもらっている」という負い目から、夫に強くものを言えない状態で家を守らざるを得ませんでした。

そのような理由から女性の多くは夫に強い不満や不信を持っても我慢するしかなく、夫のように外でストレスを発散する機会も持てないまま、不満を腹にためてきた人も多いのです。

それらの負の感情が子どもの自立や夫の退職などを機に吹き出し、強い卒婚願望につながっていることは間違いありません。

■2. 夫婦間コミュニケーションの欠落
もう一つの背景として挙げられるのが、夫婦間コミュニケーションの欠落です。

結婚歴が長い筆者の経験から言えば、

男性によくありがちな「話さなくてもわかってもらえる」
女性にありがちな「言わなくても察してほしい」

は、夫婦仲を確実に悪化させます。

筆者夫婦も長年一緒に暮らしていますので、お互いに嫌気が差すことなど数えきれないほどありました。

しかし、その都度よく話し合うことで夫婦間のギャップを埋めてきました。

おかげ今もなんとか離婚や卒婚をせずに済んでいます。

夫婦ほど言葉での話し合いは本当に重要だと痛感しています。

それができないと卒婚につながりやすいのかもしれません。

ところで、若い夫婦は夫婦仲が悪化すると離婚を考えますが、熟年世代の多くは卒婚を検討します。

熟年世代がそのような中途半端な選択をする理由は、その年代ならではの事情があります。

長年連れ添った夫婦は、愛が冷めても情は残ります。

その情がまたやっかいで、離婚という選択をためらう大きな原因となります。

また、離婚による経済的損失の大きさを考えると、特に経済力のない熟年女性が離婚に踏み切るのは難しいのです。

その結果、卒婚という形を取る熟年世代が増えているのでしょう。

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最終更新:4/17(水) 20:04
マネーの達人

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