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リアルな本音でファン増加!ユーザーが作る「しゃべり場マーケティング」戦略とは

4/17(水) 20:30配信

FNN.jpプライムオンライン

会話の「場」提供で商品のファンを増やせないか?

「コトコトークルーム」に「モニタールーム」。
これらは、特定の商品のファンが集うコミュニティーサイト。

【画像】洗濯に関するコミュニティーサイトで語られる本音の数々…

今、こうした商品のコミュニティーサイトが、デジタルマーケティングの一環として再注目されている。

ライオンの洗剤「トップ」のファンが集まるコミュニティーサイトの会員数はおよそ6万人。
洗濯に関するや悩みや情報交換、洗剤のレビューなど、リアルな洗濯に関する会話が、日々繰り広げられている。

投稿されているのは、“SNS映え”とは全く無縁の洗濯物の写真ばかりだ。

ライオンがコミュニティーサイトの運営を始めたのには、洗剤という日用品だからこその理由があるという。

ライオン コミュニティーデザイン部・濱田浩二さん:
店頭で少しでも安いものを手に取ってしまう…そんなカテゴリーだからこそトップの洗剤を選択する理由をコミュニティーの中でつくっていきたい

洗剤への関心度を高めてもらうために…

洗浄力、抗菌、防臭力など、各メーカーの商品が同じような機能特徴を打ち出していて、商品の差別化が難しいジャンル…

そこで、商品に関心を持ってもらうために始めたのが、このコミュニティーサイトだった。

ライオン コミュニティーデザイン部・濱田浩二さん:
洗濯への関心が低いからこそ、洗剤への関心も低いのではないかと思っていまして、洗剤への関心度を高めてもらうために、お客さま同士での洗濯に関する会話をもっと増やしていく

例えば、この書き込み。

「Q:洗剤使い分けしてますか!? !? それともお気に入り一種類を使ってますか?」

「Q:雨の日のお洗濯の工夫はなんですか?」
「A:部屋でサーキュレーターを回して乾かしています」
「A:私も扇風機とドライヤー」

日常では行われにくい、洗濯の会話の場をつくることで、企業側にもメリットがあるという。

消費者のリアルな声をもとに 商品開発や宣伝戦略

ライオン コミュニティーデザイン部・濱田浩二さん:
デジタル上でのコミュニティーサイトなので、お客さまの顔が見えないので、リアルな本音を語れる場になっている。インタビューでは吸い上げられないような会話がされているので、事実・本音を活用している

消費者のリアルな声が聞けるようになったことで、ニーズを的確につかむことができ、商品開発や宣伝戦略が明確になったという。

また、実際にコミュニティーサイトに投稿されたリアルな声を商品サイトに掲載すると、商品ページへのアクセスが増えたほか、コミュニティーに投稿された声を商品パッケージに載せたところ、コミュニティー外の消費者にも声が届き、買うモチベーションにつながり、結果、売り上げがアップしたという。

ライオン コミュニティーデザイン部・濱田浩二さん:
コミュニティー外でリアルな友達同士での会話やSNSでも推奨してもらいたいなと思っておりまして、アンバサダーみたいなものをもっと増やしていきたい

ユーザーを巻き込んでの商品開発

コミュニティーサイトについて、キャスター取締役COOの石倉秀明氏は、
「企業と客の関係性が変わってきている。以前は企業が商品を作り、 宣伝を通して販売するスタイルだったが、今は、商品を開発する過程の中に、客を巻き込んでしまって商品開発の当事者にするやり方が広がってきている。開発の過程を通じて、商品の思いだとかビジョンを深く知ることになるので、商品の共感も広がってくる。その共感を自主的に広げてくれたり、仲間作りに客が入ってくれるのが大きい」と 話す。

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