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【徹底分析】「メッシの気の向くがままに」らしさを取り戻したバルサ。唯一無二の男にひれ伏したユナイテッド

4/17(水) 18:30配信

GOAL

バルセロナがバルセロナを一筆書きした、といったところだろうか。ボールを大事にするプレーをいまだ誇ろうとする彼らには、今なおリオネル・メッシという「解」がいる。背番号10はチャンピオンズリーグ準々決勝で6年にわたりゴールにありついていなかったが、ようやく呪いを解くことに成功し、チームを4年ぶりにベスト4へ導いた。傑出したパフォーマンスを今一度披露して、現在進行形で紡がれる史上最高級の伝説のサイズを一回り大きくしたのだ。スールシャールが仕掛けた勇敢なゲームプランをメッシが狂わせ、バルセロナは活路を見出したのである。

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文=ハビ・シジェス(Javi Silles)/スペイン紙『as』試合分析担当
翻訳=江間慎一郎

立ち上がり、思いがけぬユナイテッドの攻勢

マンチェスター・ユナイテッドが立ち上がりに示したアグレッシブな姿勢は、確かに驚くべきものだった。スールシャールはオールド・トラッフォードでのファーストレグで使用した1-3-5-2を断念して、1-4-3-3に賭けている。リンガード、マルシャル、ラッシュフォードの起用は、あからさまなほどに意図がみなぎっていた。つまりは前からプレッシングを仕掛け、カウンターからゴールを陥れようとする意図が。実際的に、序盤のパフォーマンスは暴君のようですらあった。ボールを持って展開した最初の攻撃で、ラッシュフォードのシュートがクロスバーを直撃……このアタッカーはピケ&ラングレの間でマークを切り抜ける動きを見せ続けていたが、それはどんなセンターバックにとっても厄介な動きであり、効果的だったち立ち上がりに見せたユナイテッドの攻撃の巧みさは、今シーズン通じてほとんど見られなかった類のものだった。バルセロナは望み通りのプレーリズムを得られず。リンガード、マルシャル、ラッシュフォードはバルセロナ中盤の背後に位置して、ただひたすらにテア・シュテーゲンの守るゴールを目指したのだった。

スールシャールのチームは、守備面でもしっかりとした対策を講じている。ファーストレグで、バルベルデのチームはいつも通りブスケッツがピケ&ラングレの間に下りてきて攻撃を組み立てたが、ユナイテッドはパスコースをほぼ制限することがなかった。しかし今回は、リンガードがブスケッツ、ラッシュフォードとマルシャルがピケとラングレを追い回して中央を封鎖。バルセロナはサイドを逃げ道として、テア・シュテーゲンのパスの送り先はジョルディ・アルバとなった。

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最終更新:4/18(木) 0:13
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