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腰の重いトランプ大統領「米朝対話、急いで進める必要はない」

4/17(水) 11:54配信

ハンギョレ新聞

「今、上手く行っている…関係も良好、制裁そのまま」 3回目の朝米首脳会談の可能性を残しながらも “ビッグ・ディール”の原則を固守 ポンペオ長官も「年末より早く解決されるのを見たい」

 ドナルド・トランプ米大統領が15日(現地時間)、北朝鮮との非核化対話について「急ぐ必要はない」という考えを改めて示した。マイク・ポンペオ国務長官も、対話の基調を明らかにしながらも、北朝鮮の非核化行動を求めた。3回目の朝米首脳会談の可能性は残しながらも、非核化の前に制裁解除は行わないという“ビッグ・ディール”の立場を再確認したのだ。

 トランプ大統領は同日、ミネソタ州バーンズビルで「経済と税金改革」をテーマに開かれたビジネスラウンドテーブル会議で、対外政策の成果を説明し、北朝鮮について言及した。彼は「私は金正恩(キム・ジョンウン)委員長と非常に良好な関係を保っている」とし、「彼は数日前に追加の対話を待ち望んでいると話した。対話は良いものだ」と述べた。トランプ大統領は「メディアは『あまり進展が見られない』としながらも、この40年間(朝米)対話がなかったという話はしない」と述べた。さらに、「私にとっては(朝米対話から)9カ月程度経った」とし、「私はそれが早く進むことを望んでいない。急いで進める必要がない」と述べた。また「それは今上手く行っている。私たちは良好な関係にあり、制裁はそのままだが、抑留者と(米軍の)遺骨が戻ってきた」と述べた。

 このような発言は、金正恩国務委員長との3回目の首脳会談に余地を残しながらも、完全な非核化と制裁解除を一括妥結する“ビッグ・ディール”に北朝鮮が応じるまで待つという意味と見られる。トランプ大統領は、金委員長が施政方針演説で、米国に「私たちと共有できる方法論」を条件に、3回目の首脳会談の意思を明らかにした後の13日、ツイッターに「3回目の首脳会談が良いものになるだろうということに同意する」としながらも、「核兵器と制裁が除去される日が来るのを楽しみにしている」と述べた。

 ポンペオ長官も同日、テキサス州S&M大学での講演で、「予測できる未来に対北朝鮮制裁が解除されると思うか」という質問に、「制裁解除より私が望んでいることはない」とし、「なぜなら、それは北朝鮮がこれ以上核兵器や大量破壊兵器プログラムを持っていないことを意味するためだ」と述べた。段階的な“スモール・ディール”ではなく、制裁解除と核兵器・大量破壊兵器の除去を同時に交換する“ビッグ・ディール”を念頭に置いた発言とみられる。

 ポンペオ長官は金委員長の施政方針演説に「感謝する」とし、「金委員長は年末まで解決することを望むと言ったが、私はそれよりも早く解決されるのを見たいと思っている」と述べた。「年末まで米国の態度の変化を待つ」という金委員長の発言に対し、「年末以前に完全な非核化の決断をすることを望む」という趣旨でボールを渡したといえる。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:4/17(水) 11:54
ハンギョレ新聞

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