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藤田美術館の国宝が奈良にお目見え、世界に3つしかない曜変天目茶碗も

4/17(水) 6:00配信

Lmaga.jp

「藤田美術館」(大阪市都島区)が所蔵する国宝・重要文化財などを紹介する展覧会『国宝の殿堂 藤田美術館展  曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき』が、6月9日まで「奈良国立博物館」(奈良県奈良市)で開催されている。

【写真】国宝 玄奘三蔵絵 巻第三(部分) 鎌倉時代 藤田美術館

「藤田美術館」は、明治期に活躍した実業家・藤田傳三郎(1841~1912)とその息子、平太郎・徳次郎の親子3人が収集した美術工芸品を公開するために、昭和29年(1954)に開館した(現在はリニューアル工事のため休館中)。そのコレクションは、茶道具、水墨画、墨蹟、能装束、絵巻、仏像、仏画、経典、仏教工芸、考古資料など約2000件。毎年春秋の企画展で公開されてきたが、他館で大々的に紹介されるのは極めてまれだ。

展示品の目玉は、世界に3碗しかないと言われる国宝の「曜変天目茶碗」。その姿は、夜空に輝く満点の星空のよう。息をのむほどに美しいこの茶碗を見るだけでも、本展に出かける価値がある。ほかには、絵巻の国宝「紫式部日記絵詞」と国宝「玄奘三蔵絵」、漆工品の国宝「仏功徳蒔絵経箱」、仏師・快慶作の重要文化財「地蔵菩薩立像」など名品が目白押し。この春必見の展覧会だ。

文/小吹隆文(美術ライター)

最終更新:4/17(水) 6:00
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