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大家族みたく暮らそう 元デイ施設活用したシェアハウス7月開業

4/17(水) 0:04配信

北日本新聞

 富山市内を中心にシェアハウスを営む「シェアライフ富山」(同市奥井町)は7月、デイサービス施設だった同市針原の一軒家を活用し、学生から高齢者まで幅広い世代を受け入れるシェアハウスをオープンする。県内で多世代共生型のシェアハウスは珍しく、多様な価値観の中で暮らすことで、家族のような結び付きが生まれることを期待する。姫野泰尚代表(36)は「誰もが集う公民館のような場所になればいい」と話す。(報道センター・藤木優里)

 姫野代表は学生時代から国内外でシェアハウス生活を送り、Uターン後は不動産会社に勤務。2014年にシェアライフ富山を設立した。現在はシェアハウス11棟、ゲストハウス1棟を運営する。

 以前から、世代を問わず共同生活できる場所をつくりたいと考えていた。しかし、シェアハウスは単身の20~30代が利用するイメージが根強い。同社でも、入居者のほとんどが20~30代だ。一方、単身の50~70代から入居希望の問い合わせが多く寄せられてきた。

 そんな中、知人を通して、家族でデイサービスセンター「あじさいの家」を運営していた澤井康子さん(82)と知り合った。澤井さんは03年に一軒家で家族運営のデイサービスを開業し、その後隣に建てた施設に移転。空いた家で利用者らと暮らしていた。18年9月の廃業後は1人で暮らしており、「1人は寂しい」と言う。

 姫野代表は互いのノウハウを生かせると考え、澤井さんにシェアメートの募集を提案。澤井さんは「また多くの人に来てもらい、わいわい騒げたらいい」と歓迎する。

 姫野代表が目指すのは、各世帯の独立する住居と共有スペースを兼ね備える「コレクティブ・ハウス」や、さまざまな境遇の人が集う「富山型デイサービス」のような生活だ。特に子育て中の家族にとっては、人生の先輩が見守ってくれるなど、子どもの成長にも良い影響があるとみている。

 一軒家は2階建てで最大6世帯が入居できる。自立して生活できる人であれば、障害の有無や年齢は問わない。入居後に介護が必要になった場合、退居後もサポートする環境を福祉施設と連携して整えていく予定だ。姫野代表は「多世代の人と暮らす中で、自身の成長や学びを楽しんでもらいたい」と話した。問い合わせは同社、電話076(461)4894。

北日本新聞社

最終更新:4/18(木) 16:39
北日本新聞

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