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ジュゴン、八重山や宮古周辺で目撃情報 専門家「新たな個体であれば大きな発見」

4/17(水) 8:45配信

沖縄タイムス

 国内では沖縄本島周辺に3頭のみ生息しているとみられていた国の天然記念物で絶滅危惧種のジュゴンが、八重山諸島や多良間島でも2000年以降、個体や死骸など計11件の目撃情報があることが分かった。環境省が16日、南西諸島での目撃情報をまとめた調査結果を公表した。

 ジュゴンの生息状況の調査が少ない八重山や宮古島などの情報を収集しようと、環境省が18年度、漁業者や大学、研究機関、観光業者などに聞き取りした。その結果、00年以降、個体の目撃5件、死骸2件、はみ跡2件、ふん2件の情報があった。

 波照間島では18年8月22日、親子らしき2頭がヘリコプターから目撃された。西表島北の浜で13~14年の春から夏ごろカヤックから1頭、多良間島で13年6月6日に1頭が航空機からそれぞれ目撃された。石垣島では15年、ふんとみられるものも確認された。

 いずれも写真がなく個体の判別はできていない。日本自然保護協会の安部真理子主任は「これまで本島周辺で確認されていたものとは別の個体が八重山や宮古周辺にいる可能性は高い。新たな個体であれば大きな発見だ」と話した。その上で「ジュゴン自体が少ないことに変わりはない。生息調査だけでなく、保全策まで一体的に考えなければ守れない」と指摘した。

最終更新:4/17(水) 8:45
沖縄タイムス

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