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勝負の10連休、集客合戦過熱 石川、富山の住宅メーカー 新店舗や展示場

4/17(水) 0:54配信

北國新聞社

 石川、富山の住宅メーカーが、皇位継承に伴う27日からの10連休を狙って営業攻勢をかけている。大型店舗や常設展示場を新設したり、新ブランドを発表して新規客層の獲得を図ったりする。各社は10月に予定される消費税増税も見据え、「働き方改革で休んでいる場合じゃない」(石川の住宅メーカー)と、勝負どころとみる書き入れ時の集客に躍起になっている。

 「新店舗の業績が良いスタートを切れるかどうかは大型連休中の営業にかかっている」。16日、石友ホーム(高岡市)のグループ会社、ウッドライフホーム(同)が金沢市西念3丁目の通称50メートル道路沿いで開いた金沢店の移転新築お披露目会。出席した石灰一友社長はそう言って力を込めた。

 20日オープンする新店舗は敷地面積7437平方メートルで、現店舗の約3倍の大型店だ。ショールームには地震の揺れを低減する制震ダンパーなどを展示するほか、常設展示場3棟も備えた。仮想現実(VR)を活用して遠方のモデルハウスを見学できるサービスも提供する。10連休中は毎日営業するという。

 ニューハウス工業(金沢市)は10連休に照準を合わせ、2~4月に金沢市と小松市にモデルハウス4棟を新設した。住宅販売の主戦場としている金沢のほか、大規模な土地区画整理が続く南加賀エリアの営業を強化する狙いで、村上哲也社長は「今年の大型連休は例年以上の来場に期待している」と話した。

 各社が大型連休中の集客に力を入れるのは、予定通り消費税率が10%に上がった場合、増税後は住宅需要の落ち込みが予想されるからで、「住宅の『冬の時代』が到来する前にいかに多く客をつかまえられるかが生命線だ」(住宅業関係者)との声も聞かれる。

 27日に新たな自社ブランド「コージスト」を発表するのはセイダイ(金沢市)だ。

 東大と共同設計した全館空調の冷暖房システムを採用した最新の省エネ住宅で、家庭用エアコン1台で家全体の温度調整ができ、既存住宅と比べ光熱費を大幅に抑えられるという。「満を持して出す自信作」(寺谷武史社長)の完成見学会は10連休中、毎日開催する。

 オダケホーム(射水市)も27日、かほく市七窪に石川県限定ブランドのモデルハウスをオープンする。山小屋風の外観と開放感を演出したリビングが特徴で、担当者は「営業部隊は休み返上で新規顧客の開拓に臨む」と意気込む。北陸ミサワホーム(金沢市)は10連休期間限定企画として北陸三県の展示場を巡るスタンプラリーを行い、休み中の家族連れに立ち寄ってもらいたい考えだ。

 各社は例年にない10連休を商機ととらえ、集客合戦は今後さらに熱を帯びそうだ。

北國新聞社

最終更新:4/17(水) 0:54
北國新聞社

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