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金沢・にし茶屋街に「人形博物館」 「西泉家」を再生 6月中旬オープン

4/17(水) 0:59配信

北國新聞社

 金沢三茶屋街の一つ、にし茶屋街で2017年に廃業した茶屋「西泉家」の建物を利用し、6月に「人形ミュージアム」が開業する。16年末に死去した女将(おかみ)の遺族が東京の企業に建物を貸し出すことを決めた。2年余り空き店舗となっていた茶屋が、風情そのままに観光客を呼び込む新スポットに生まれ変わる。

 建物は木造2階建てで、外観、内装はほとんど手を入れず、茶屋建築を生かして約400点の人形を展示する。東京・新宿で「サムライミュージアム」を展開する「とんぼ八(や)」の2軒目のミュージアムとなる。

 展示するのは、江戸中期以降に作られた武者人形や、有田焼や薩摩焼の瀬戸物人形、東北地方の工芸品のこけし、多彩な土人形など全国各地の名品。加賀八幡起き上がり、加賀人形といった郷土ゆかりの品や、日本にルーツがあるとされるロシアのマトリョーシカも並べ、ガイド付きで時間をかけて案内する。

 小谷野(こやの)哲郎相談役は「日本人形は工芸品としてのレベルが高い。外国人観光客にもしっかり見ていただきたい」と話し、新幹線開業で観光客が増える金沢の茶屋街を選んだ。6月中旬のオープンを目指す。

 長年、茶屋として営んできた西泉家は、女将のまり千代さんが亡くなり、後継者がおらず廃業した。建物の貸し出しを決めた、まり千代さんの長男、奥泉正浩さん(58)=東京都港区=は「母も人形が好きだった。名工が心を込めて作った人形を通じ、国内外の方々に日本文化に親しんでいただける新名所になればうれしい」と期待した。

北國新聞社

最終更新:4/17(水) 0:59
北國新聞社

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