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むかわ竜の全身復元骨格完成 むかわ「四季の館」で6月公開

4/17(水) 16:11配信

苫小牧民報

 むかわ町穂別で約7200万年前(白亜紀後期)の地層から見つかった大型草食恐竜ハドロサウルス科化石「むかわ竜」(通称)の全身復元骨格=レプリカ(複製品)=が完成した。同町は今後、町内の多目的施設「四季の館」で公開を予定。国立科学博物館(東京)で7~10月に開かれる「恐竜博2019」でも展示される。

 レプリカは全身約8メートル、高さ約3メートル。同町が恐竜骨格標本を製造する専門業者「ゴビサポートジャパン」に委託して製作。穂別で発掘され、部位が特定された222個の骨の化石を型取りし、繊維強化プラスチックで精巧に複製。鉄骨の骨組みを使って組み立て、恐竜が地上に立つ姿を再現した。発見されていない尾の先端や頭骨の一部などは、海外で発見されたハドロサウルス科の化石を参考にして作った。

 レプリカ製作は、同社の穂別工場で2017年7月から進められ、今年3月に完成した。製作費は2300万円。

 同工場でこのほど報道陣向けに披露され、竹中喜之町長は「多くの人に見てもらい、胆振東部地震で被災した町の復旧復興への弾みにしていきたい」とレプリカ活用に意欲を示した。むかわ竜の発掘に携わり、研究を進めている北大総合博物館の小林快次教授は「化石を組み立てることで、より正しい骨の位置などが検証できる」と話した。同席した化石発見者の堀田良幸さん(69)=同町穂別=は「最初に発見した骨から、こんなに大きなレプリカができるなんて。涙が出そうになる」と喜んだ。

 同町穂別博物館によると、恐竜の全身復元骨格レプリカは今回のむかわ竜を含めて国内に5種類あるが、「これだけの骨がそろったレプリカは日本で初めて」と言う。町は「四季の館」で6月中にも公開する方針。「恐竜博2019」では、むかわ竜の本物の全身骨格化石と一緒に展示される予定だ。

苫小牧民報

最終更新:4/17(水) 16:11
苫小牧民報

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