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古舘伊知郎教授が母校立大で初講義「100分短い」

4/17(水) 11:40配信

日刊スポーツ

フリーアナウンサー古舘伊知郎(64)が16日、東京・池袋の母校、立教大学で客員教授として初の講義「現代社会における言葉の持つ意味」を行った。この日から7月16日まで全14週を行い。全学共通科目として、履修した生徒には2単位が与えられる。284人が登録可能のところに1000人以上の申し込みがあった。

【写真】古舘伊知郎が客員教授就任 母校の立教大

黒のシャツに黒のズボン、黒のジャケット姿で登場した古館教授は、高い倍率から抽選で選ばれた300人近い生徒相手に「皆さんは選ばれし者だよ」と笑って講義を開始した。「仏教」「脳科学」「情報化社会」「言葉」をテーマに1時間40分にわたってしゃべり倒した。

テレビ朝日のプロレス実況アナ、フリーになって歌番組司会、F1実況中継、「報道ステーション」キャスターと40年にわたって、テレビ界の第一線で活躍する古館教授だが、最初に自身の経歴をVTRで紹介。「伊知郎ちゃんと呼んでいただけたら。最強のおしゃべりおじさん。(テレビ朝日の)入社試験で広辞苑の丸暗記を披露した」とエピソードを開かした。

高校から大学まで通った立教はキリスト教に基づいた教育を行っているが、古館教授が最初に取り上げたテーマが、まさかの仏教。釈迦(しゃか)の生い立ちから話し始めて「自我」と「無我」について「自我はエゴ、無我は人を立てること」と説明して、脳科学の領域に。人間とサルの違いについて言葉を指摘。「人間にだけ、喉元に声帯という楽器を作ってしまった」と話した。

さらに、自らを「ペラペラしゃべるおやじ」と定義して、理屈で考える左脳と感情に支配される右脳について説明。「左脳が男脳、右脳が女脳。私はおしゃべり脳と言われる女脳。『脳のLGBT』かと言ったら、違うと言われた」と古館節をさく裂させた。

途中、しゃべりすぎに気が付いて、学生たちからの質問を募集。輪廻(りんね)転生、ブラックホール、就活と仏教、情報化社会とスマホなどについて持論を展開した。

最後は、学生たちの拍手で講義を終えた古館教授は「100分は短い。しゃべりっ放しで反省しています。トークライブになってしまった。点数をつけるとしたら50点。次からは緩急をつけます」と振り返った。講義を通じて学生たちに「人生というのは過酷な旅。実社会にもまれていく若い人に予防接種を打ちたい。心のリゾート地を持った方がいいと伝えたい」と話した。

最終講義となる7月16日には論文形式の試験も予定されている。古館教授は「評価は、数学のような正解がないから難しい。ただ字が汚くても、情熱がこもっていると感じさせてくれれば評価は高い。私に反論して反省させてくれたら、高く評価します。かなり主観込み込みの客観評価。情熱を持って、思考を一生懸命している人を評価して上げたい。論文のうち3割は感情的なもの、残りの7割は論理的なもの」と話した。

最終更新:4/17(水) 17:34
日刊スポーツ

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