ここから本文です

イタリアのポピュリスト政権、中銀や銀行に厳しい目-新たな調査準備

4/17(水) 23:56配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): イタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は、ポピュリスト政権が金融セクター全体を敵視している重圧を感じ取っており、同国中銀はまさにそのまっただ中にいる。

ビスコ総裁はこれまでにも「五つ星運動」と「同盟」の連立与党による度重なる干渉を乗り越えてきた。同国議会は中銀と金融システムに対し、新たな調査を準備している。

ローマ社会科学国際自由大学(LUISS)のジャンニ・トニオロ経済史教授は「戦後のイタリアにおいて、これは前例がない」と述べ、「これでは中銀や監督当局、銀行を含む銀行システム全体が裁判にかけられるようなものだ」と話した。

ビスコ総裁(69)が中銀で働き始めた40年以上前は、中銀に対する敬意や威厳、独立性が保たれていた。今は現在の議会が存続する限り、金融界は標的にされるとの懸念が広がっている。

部外秘情報だとして匿名を条件に述べた中銀の高官1人によると、ビスコ総裁は中銀の独立性を守る決意だ。上級職員らは数々の攻撃に対して何も言うことができない状況にいら立ちを感じているという。

40人で構成される議会委員会は中銀や監督当局、格付け機関や保険会社、年金基金などあらゆる関係者から聞き取り調査を行い、銀行・金融犯罪を取り締まるための特別検察機関を設立するかどうかを検討する。パラゴーネ上院議員によると、5月の欧州議会選挙後間もなく調査を実施する見通しだ。 原題:Italy’s Populist Leaders Besiege the Central Bank, Lenders (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

John Follain, Lorenzo Totaro

最終更新:4/17(水) 23:56
Bloomberg

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ