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ノートルダム大聖堂火災 出火は事故か、修復に10年以上の見方も

4/17(水) 11:39配信

CNN.co.jp

パリ(CNN) フランス・パリを象徴する歴史的建造物、ノートルダム大聖堂で起きた火災で、捜査当局が16日、現場検証を行った。内務省によると、建物は部分的にもろくなっている箇所があり、屋根は大部分が焼失した。修復作業がどの程度の規模になるのか見極めるには何カ月もかかる可能性があると専門家は指摘している

建物は全体的な構造は安定していると判断された。しかし屋根には大きな穴が空き、アーチ形の天井は堂内に崩れ落ちた。

火災は現地時間の15日夜に発生し、消防が9時間以上かけて消火に当たった。被害の程度を調べる間、近隣の住民は避難した。

出火原因は現時点で不明だが、パリ消防局によると、出火元は屋根裏だった。大聖堂は改修工事のため、建物や尖塔(せんとう)の周りに足場が築かれていた。

現場から運び出されて焼失を免れた貴重な芸術品などは、ルーブル美術館で保管される。十字架にかけられたイエス・キリストが着けていたものとされる「いばらの冠」も無事だった。

パリ検察は出火原因などについて捜査を続けているが、レミー・ハイツ検察官は16日、事件性はなかったとの見方を示し、「事故だったと思われる」と説明した。

パリ市内では16日夜、大勢の市民らが集まって祈りをささげ、讃美歌を斉唱した。

マクロン大統領は16日夜のテレビ演説で、「ノートルダム大聖堂を再建して一層美しくする。5年以内に完成させたい」と力説した。

しかし歴史的建造物の修復に詳しい専門家は、ノートルダム大聖堂の完全な修復には10~15年かかると予想、修復作業に取り掛かる前に、まず安全を確保する必要があると指摘する。

再建に向けた資金援助の申し出も相次いでおり、16日午後までにフランスの資産家や企業などから寄せられた寄付は7億ドル(約780億円)を超えている。パリのイダルゴ市長は、市役所で資金集めキャンペーンを主催すると表明した。

現場近くにはこの日も大勢の人が集まっている。パリ在住の女性(32)は変わり果てた大聖堂を見上げ、「私自身の一部が焼けてしまった」とつぶやいた。

最終更新:4/17(水) 11:59
CNN.co.jp

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